2014年4月27日日曜日

新作情報 [Corporation - Shadows Of The Corporation]


Corporation のニューアルバム『Shadows Of The Corporation』が先日、Unknown Records Free Section にてリリースされた。(デジタルでのリリース。フィジカルのリリースは未定。)


Corporation と言えば、カナダのCRSシーンの絶対的存在とも言える人気のCRSバンド。2006年に結成して以降アルバムを4枚(そのうちスプリット1枚)リリースしているが、これからと言う2010年に解散してしまう。

その後、メインボーカルだった !an は Ghetto Blaster にメンバー入りするなど、メンバー全員がそれぞれ別のバンドで活動し始める。(Ghetto Blaster も現在は解散。)


そんな Corporation が何か忘れ物を取りに来たかのように2013年に復活を成し遂げ、再結成ツアーなどを決行するなど、久々に暴れている。

今回は再結成以降に作られた音源が詰まったアルバムになっている。ゴリゴリのCRSサウンドは健在で、!an の絶叫ボーカルは相変わらずお手の物。しかしホーンやキーボードを使うなどメロディアス感は増しており、過去の作品に比べてグッとクオリティが上がっているのは確かだ。


彼らこそ、カナダの絶対的CRSバンドであることに間違いは無い。しかし残念ながら、アルバムリリースは今回限りとのこと。しばらくしたら Corporation は再び解散して、メンバーはまたそれぞれ違う道を歩んでいくはずだ。そんな意味でも、Corporation 最後のアルバムをとくと聴いてもらいたい。




2014年4月6日日曜日

サプライズなニュース

おかげさまで、当ブログを立ち上げてから今月1日でちょうど2年が経った。
このブログを立ち上げた頃はCRSブームの真っ只中にあったと思うが、未だにCRSをフォローするバンドが世界各地で増殖されており、改めて Choking Victim の偉大さを思い知らされている。今年は Leftöver Crack の新譜リリースが囁かれており、今後もCRSシーンが面白くなりそうで仕方が無いのだが、先日、シーンにちょっとした事件が起きたのです。


それは、Tent City Records の音源が Unknown Records 公式セクション からデジタル版で再リリースされたこと。


Unknown Records と言えばカナダのまだ新しいDIYパンク/スカ・レーベルで、今や世界中の Crack Rock Steady な音源が集まるCRSの総本山とも言えるレーベルでしょう。(Unknown Records フリーセクション


一方、Tent City Records と言えば、Choking Victim の元ドラマーでありその後 INDK や American Distress、Public Serpents といったパンクバンドで活躍してきた Skwert がオーナーを務めるパンクレーベルである。Choking Victim の記念すべき最初の音源 Crack Rock Steady Demo(1992年)をリリースした元祖CRSレーベルであり、Atrocity Solution などの次世代バンドの音源も手がけてきた。しかし最近は音沙汰が無く、ホームページに限っては2年ほど前から見れなくなっていたので廃業したのでは無いかと自分は勝手に思っていた。


そんなときに Tent City Records の音源が Unknown Records から再リリースされるという情報を聞いたので超びっくり。Choking Victim の音源が bandcamp で聴けるようになるとは誰が思っていたことでしょう。Crack Rock Steady Demo に至っては現在入手困難なレア音源であるため、それがダウンロードして聴けるようになったのだから本当に凄いことです。


今回再リリースされた作品は12作品。CRSファンならすでに持っている作品も多いだろうが、まだ聴いたことがない Tent City Records の作品があるならここで聴くべし!