2012年4月29日日曜日

#10 The Foamers


イギリス発、4人組のCRSバンド。同国のメロコアバンド、Snuffの影響を大きく受けたバンドであることも知られている。1999年、Skwert(Choking Victim、INDK、American Distress、Public Serpents)が設立したレーベルのTent City Recordsからオファーを受けてアメリカに飛び立ち、デビューアルバム"Six Pints None The Wiser"を出した。メロディックなギター・リフにスカとOiを組み合わせた聴きやすいサウンドになっている。Leftöver Crackとともにツアーも行っている。

国:
イギリス(イングランド)

メンバー:
Kerem - ボーカル、ギター
Carlos - ギター
Christian - ベース
Tom - ベース(旧)
Robin - ドラム
Chris - ドラム(旧)

活動期間:
1996~2004年

作品:
1998 - 5 Track Demo
1999 - 3 Track Demo
1999 - You What? You Heard!
2001 - Six Pints None The Wiser
2002 - Football EP
2004 - The Foamers

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2012年4月28日土曜日

#9 No Commercial Value


1990年、ニューヨ-クの高校で出会った2人の男が本バンドを結成した。その2人こそが後にChoking VictimとLeftöver Crackを組んでCrack Rock Steadyシーンを牽引していくStzaとAlecである。本バンドには女性ボーカルがいて、この頃からスカを取り入れたパンクを演奏していた。まさにCrack Rock Steadyのルーツとも言えるバンドである。バンド解散後、StzaはChoking Victimを結成し、AlecはAgent 99を結成するものの2~3年で解散し、Choking Victimに加入してそれ以降はStzaと行動を共にしていくのである。

国:
アメリカ

メンバー:
Olivia - ボーカル
Stza - ギター
Alec - ベース
Mike - ドラム

活動期間:
1990~1993年

作品:
1992 - Demo

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2012年4月22日日曜日

#8 Star Fucking Hipsters


Stzaがニューヨークのバンドに呼びかけてメンバーを招集し結成したバンド。メイン・ボーカルは女性で、甲高い声でシャウトするStzaとのハーモニーが妙にマッチしている。サウンドは軽快なスカ調だったり、ゴリゴリとしたヘヴィメタル調だったり、メロディックなバラード調だったりと色々なジャンルの曲が展開しており、Crack Rock Steadyのオールスターと言える。

国:
アメリカ

メンバー:
Stza - ボーカル、ギター(2005~)
Kill-c - ボーカル(2011~)
Frank Piegaro - ギター(2006~)
Chris Pothier - ベース(2009~)
Mikey Erg - ドラム(2011~)
Kisston - ボーカル(2005)
Nico de Gaillo - ボーカル(2006~2011)
Yula Beeri - ベース(2006~2009)
Brandon Chevalier-Kolling - ドラム(2005)
Jamie Toulon - ドラム(2005)
GiGi - ドラム(2005)
Ara Babajian - ドラム(2006~2008)
Alex Charpentier - ドラム(2008~2009)
Brian "Pnut" Kozuch - ドラム(2009~2011)
※上の写真は現在のメンバーによるもの

活動期間:
2005年~

作品:
2008 - Until We're Dead
2009 - Never Rest in Peace
2011 - From the Dumpster to the Grave

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2012年4月21日土曜日

#7 Public Serpents


Choking Victim、INDK、American DistressのドラマーとしてCrack Rock Steadyシーンを最前線で支えてきたSkwertがスティックをマイクに持ち変えて始めたバンドである。今までドラムを叩いていたとは思えないほどのパワフルなボイスはさながら、ラップ調の歌い方はChoking VictimやLeftöver Crackには無いものがあり惹きこまれてしまう。ギターなどのサウンドも作り込まれていてさすがベテランによるバンドと言ったところ。

国:
アメリカ

メンバー:
Skwert - ボーカル
Early Gates - ドラム
Adam Sixgun - ギター
Jon Fawkes - ギター
XRAY - ギター
HMC - ベース

活動期間:
2006年?~

作品:
2007 - Demo
2008 - The Feeding Of The Fortune

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2012年4月15日日曜日

#6 American Distress

 

INDK解散後にPaulとSkwertによって結成されたハードコア・パンクバンド。かなりどぎついハードコア・サウンドを鳴らしており、直球のパンクで勝負しに来ていることが分かる。スカ・チューンは全く無いものの、彼らの攻撃的かつ破滅的なビートを聴けばChoking VictimやINDKのDNAを受け継いでいると感じさせてくれるはずである。

国:
アメリカ

メンバー:
XRay - ボーカル
Paul - ギター
HMC - ベース
Skwert Gunn - ドラム

活動期間:
2001年~

作品:
2003 - American Distress Demo
2006 - American Distress

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#5 Crack Rock Steady Seven


Leftöver Crackによるサイド・プロジェクト。Choking Victim、INDK、Morning Gloryのメンバーが参加している。と言っても実際は、当時Leftöver Crackが在籍していたHellcat Recordsとの間で対立が発生してLeftöver Crack名義で楽曲を発表できなかったことから偽名として使われたバンド名である。音源はF-MinusとのスプリットEPでしか聴けない。ちなみに自分はこの作品はCRSの最高傑作だと思っている。2005年にはこのバンド名でUKツアーを行っている。

国:
アメリカ

メンバー:
Choking Victim、Leftöver Crack、INDK、Morning Gloryのメンバー

活動期間:
2001~2005年

作品:
2001 - Baby Jesus Sliced Up In The Manger EP(F-MinusとのスプリットEP)

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2012年4月8日日曜日

#4 Morning Glory


"Revolution Rock" をテーマに掲げ、ロックのさらなる境地を追い求めて2001年に始動したEzraによるソロ・プロジェクト。EzraはChoking Victim、INDK、Leftöver Crackのギタリスト・ボーカリストとしてStzaと共にクラック・ロック・ステディ・シーンを築き上げてきた重要人物であるが、今度はたった1人で作曲・演奏をこなして名作"This Is No Time Ta Sleep"を作り上げてしまった。レコーディングはドラムマシーンと録音機器を使って自宅で行われており、1人で演奏しているとは思えないハイクオリティな作品に仕上げている。ちなみに、今やLeftöver Crackの名曲となっている"Gang Control"はこのとき作曲されもの。MGは後にメンバーを6人に増員してライブなどを行っている。

国:
アメリカ

メンバー:
Ezra Kire - ボーカル
John John Jesse - ギター
Lucky Strano - ギター
Mikey - ベース
J.P. Otto - ドラム
Jimmy - バックアップ・ボーカル

活動期間:
2001年~

作品:
2001 - This Is No Time Ta Sleep
2002 - Tha Suicide Singles EP
2003 - The Whole World Is Watching EP(2007年に再発)
2006 - The Kids Are Gonna Pay...(Leftöver Crack、F-Minus、Bent Outta Shapeとのスプリット・アルバム)
2007 - Know Your Rights This Is... Revolution Rock Demo





2012年4月7日土曜日

#3 INDK

 

Choking Victim解散後、EzraとSkwertによって結成されたバンド。マイクのみを手に取ったEzraは速く、そしてエッジの効いたボイスでシャウトし、ギターはパワフルかつシンプルなリフを鳴らしている。比較的ポップなパンクを演奏していると言える。もちろんスカ・チューンもあり、Stzaもゲストとして参加している。バンドはわずか数年で解散し、解散後、EZraはLeftöver Crackに加わってSkwertとPaulはAmerican Distressを結成することになる。

国:
アメリカ

メンバー:
Ezra - ボーカル
Paul - ギター
Jimmy - ギター
Andy - ベース
Skwert - ドラム

活動期間:
1999~2002年

作品:
2000 - Any Last Words Demo
2002 - Kill Whitey!



2012年4月1日日曜日

#2 Leftöver Crack


Choking Victim解散後、バンドは2つに分裂した。1つはEzraとSkwertが結成したINDKであり、そしてもう一つがStza筆頭のこのバンドである(INDK解散後、Ezraも加入する)。Choking Victim直系のサウンドに加えてダブやデスメタル、クラシック、フォークなどの要素も取り入れるようになり、さらにCRSビートの幅を繰り広げていった。偶然にも1stアルバム"Mediocre Generica"が9.11同時多発テロ発生と同じ日に発売され、元々アンチ・アメリカを打ち出していたバンドであったが、2ndアルバム"Fuck World Trade"はかなりアンチ・アメリカ色を強めた作品となっている。ついでにアンチ・警察色も強くなっている。

国:
アメリカ

メンバー:
Stza Crack - ボーカル(2000~)
Brad Logan - ギター(2000~)
Ezra Kire - ギター、ボーカル(2001~)
Alec Baillie - ベース(2000~)
A.W.O.L. - ドラム(2000)
Ara Babajian - ドラム(2001)
JP Otto - ドラム(2001~)
Brandon Chevalier-Kolling - ドラム(~2004)

活動期間:
2000年~

作品:
2000 - Shoot The Kids At School Demo
2000 - Rock The 40 Oz. EP(2004年に再発)
2001 - Mediocre Generica
2004 - Fuck World Trade
2006 - The Kids Are Gonna Pay...(Leftöver Crack、F-Minus、Bent Outta Shapeとのスプリット・アルバム)
2007 - Deadline (Citizen Fishとのスプリット・アルバム)

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#1 Choking Victim


まずは、このバンドなしに"Crack Rock Steady(CRS)"を語ることはできない。カリスマ、Stza率いる元祖CRSバンドである。暴動スカ・ビートと破滅ボイスで織り成す狂気な音楽を開拓し、そして無神論、悪魔崇拝、アンチ差別、アンチ警察、アンチ国家、不法占拠といった反逆的な姿勢を持って生きることを主義とした彼らのその精神は、他の多くのCRS系バンドに受け継がれていくのである。

国:
アメリカ

メンバー:
Stza (Scott Sturgeon) – ボーカル、ギター (1993~1999, 2000, 2005~2006)
Ezra Kire – ギター (1998~1999, 2000)
Scatter (Sascha DuBrul) – ベース (1993~1994, 2005~2006)
Alec Baillie – ベース (1995~1996, 1996, 2000)
Shayne Webb – ベース (1996, 1996~1999)
John Dolan – ドラム (1993, 2005~2006)
Skwert – ドラム (1993~1999, 2000)

活動期間:
1993~1999、2000、2005~2006年

作品:
1993 - Crack Rock Steady Demo
1994 - Crack Rock Steady EP
1996 - Squatta's Paradise EP
1997 - Victim Comes Alive
1999 - No Gods / No Managers
2001 - Crack Rock Steady / Squatta's Paradise EP

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