2013年6月30日日曜日

#75 The Disadvantaged

またまたオーストラリアです。これで最後にします。

でも実際のところオーストラリアは濃いスカパンク・バンドが多い!本当は The BenniesPhat MeegzSteppin' RazorDoin It For The Money も紹介したいが、彼らは Crack Rock Steady の影響をあまり受けてなさそうなのでいずれ機会があったら紹介するということで。しかしこのバンドは Crack Rock Steady の影響をがっちり受けてます!


The Disadvantaged は、シドニーを拠点に活動している4人組CRSバンド。2008年に結成。ドラマーの名前が Kenta だが、たぶん日本人ではない(日系?)。

サウンドはレゲェ、ヒップホップ色が強いクラック・ロック・ステディ。Mad Conductor を尊敬してるらしく、だいぶレゲェちっくな曲がある。激しいハードコアな曲もある。ボーカルの高速ラップはかっこいい!Crowleyといい勝負かな?ライブでは Cap A Capo と競演してるらしいが、これは生で見てみたい。

これまでリリースしてる作品は2作品。どちらもあまり流通してない感じ。Riot Ska Records のコンピ『Global Unity Musik』や Unknown Records のコンピ『Fuck Yourself World Wide Vol #1』に彼らの曲が収録されているので、それで確認してみてください。

次回はニュージーランドを攻めてみようと思います。

国:
オーストラリア

メンバー:
Alistair - ギター、ボーカル
Dane - ギター
Dave - ベース
Kenta - ドラム

活動期間:
2008年~

作品:
2008 - End of An Error EP
2009 - Beginning of New Problems

myspace



2013年6月16日日曜日

#74 Chaz.H.Scally



オーストラリアはいるわいるわ・・・探せば探すほどじゃんじゃん出てきます、CRSバンドが。この国はCRSバンドの隠れた宝庫ですよ!!

myspaceで関連バンドをつたいに良いバンドがいないか探していたら、たまたま発見して度肝を抜かれたのがこのバンド、Chaz.H.Scally です。いったいバンド名なのか人の名前なのかよくわからない。バンドのロゴマークがなんだか Evil Empire っぽい。謎が多い。とりあえず分かる範囲で説明を。

Chaz.H.Scally は、シドニーを拠点に2004年頃から活動している4人組スカパンクバンド。元々、別でバンドを組んでいた連中が集まって結成されたようなバンドだ。サウンドは、ファスト・パンクとダーティ・スカのミックス、それに加えてボーカルのイーブルな絶叫。これはもう Crack Rock Steady と言っていいでしょう。

2005年に11曲入りの1stアルバムを製作してリリースし、今日までライブやツアーを慣行するなどして現在に至る。2012年には非正式なアルバムがリリースされており、こちらから1曲ずつダウンロードすることが可能。1stアルバムはInterpunkで購入できます。

これは久しぶりに良いバンドを発掘したな~。我ながら絶賛です(笑)。

国:
オーストラリア

メンバー:
Ged Bellman - ギター、ボーカル
Brett Dengate - ギター、ボーカル
Michael Vella / Gavin Lynch - ベース、ボーカル
Chris Baker - ドラム

活動期間:
2004年~

作品:
2004 - Demo
2005 - Attack In Progress
2012 - Album II

リンク:
myspace

購入先:
Interpunk


※ myspaceの仕様が変わったので、試しに埋め込んでみた。ちゃんと聴けるかなぁ?





2013年6月9日日曜日

#73 Prophet Margin



オーストラリアンCRSバンド第4弾、Prophet Margin について書きます。

Prophet Margin は、オーストラリア東部にあるブリスベンという都市を拠点に活動している4人組CRSバンド。見た目はなかなかワイルドな男たちだ。

Choking Victim にかなり洗礼されたのだろう。ダークに歪んだスカビートに、血を吐き散らすかのように叫ぶボーカル。もろ、クラック・ロック・ステディっていう感じのサウンドを鳴らしてます。いやしかし、80年代サイコビリーっぽいギターサウンドも混じっていて、サイケな旋律に思わず聴き惚れてしまうことでしょう。「Hail Mary」のような哀愁漂うクラック・ソングを演奏できるのも彼らの持ち味でしょう。

リリースしてる作品は今のところEPとアルバムが1枚ずつ。EPは iTunes と Amazon でダウンロードできるが、アルバムはなぜか販売していない。ダウンロードできるようにするって言ってたからそのうちしてくれるかも。何気に Riot Ska Records のコンピにも参加してたりします。

国:
オーストラリア

メンバー:
Phil - ギター、ボーカル
Chris - ギター、ボーカル
Mitch - ベース、ボーカル
Stringo - ドラム、ボーカル

活動期間:
2008年?~

作品:
2009 - We've All Got Cancer EP
2010 - Faith Salesmen

リンク:
myspace

購入先:
iTunes
Amazon



2013年6月8日土曜日

#72 Final Waning


前回に引き続き、オーストラリアのバンドを紹介。

Final Warning は、オーストラリア出身のミリタント・スカバンド。2005年にメルボルンで結成。

彼らのこのサウンドのバカ騒ぎ感…これは一瞬にしてやられちゃいますよ。銃声鳴り響く戦場のごとく騒ぎ立てるスカチューンは、まさにミリタント(戦闘的な)スカ。それがじわじわと来るからいやらしい。ファストだし、メロディックだし、ハードコアだし、スカ入ってるし、私の大好きな要素がいっぱい詰まってます。もちろんクラック・ロック・ステディ感も入ってるけど、彼らはやっぱりミリタント・スカバンドって言ったほうがしっくりくるような気がします。

なんとなくだけど、ボーカルの声が Anti-Flag のボーカルの声に似てるような気がするので、Anti-Flag がスカをやるとこんな感じになるんだろうな~と思いながら聴いてます。

そんな彼らに関する情報が少なすぎて、今も活動してるかどうかは不明。とりあえずYouTubeに2011年のライブ映像が上がってるのだけは確認できた。CDも売ってなさそうだから、音源の入手はSkaCoreMafiaさんにお世話になるしかなさそうです。

個人的には「Auschwitz Australia」、「Come With Me」、「Rising」が好き!

国:
オーストラリア

メンバー:
Brendan - ボーカル
Bernard - ギター
Dale - ギター
Brad - ベース
Bort - ドラム

活動期間:
2005年~

作品:
2008 - Militant Ska

myspace



2013年6月1日土曜日

#71 Cap A Capo

The Dumpers のアルバムが Unknown Records Free Section に登場したようですね。オーストラリア版 Choking Victim と呼ばれる彼らの楽曲をまだ聴いたことがないなら、今すぐダウンロードして聴くべし!(ダウンロードはこちら

ところで、これまで紹介したオーストラリアのCRSバンドは The Dumpers だけですが、この国は広いわけで。普通のスカパンクバンドだけでも探せばたくさんいるが、とっておきのCRSバンドがいました。それが Cap A Capo です。久しぶりにオーストラリア及びその周辺国のバンドを攻めてみようと思います。


Cap A Capo はオーストラリア出身の4人組バンド。2007年にバンドを結成し、シドニー近辺で今なおライブ活動をやっている。

サウンドはと言うと、スカと酒がよく合う酔いどれな雰囲気のあるサウンドです。言うならば、パンク好きな兄ちゃん達がどっかの家に集まって、酒をひっかけながら楽しく自由気ままに演奏してるような感じですかね。かと言って時にはハードなサウンドでビシッと決め、邪悪さも陽気さも両方感じられるグッドなCRSバンドです。

しかし彼らの素晴らしいところは、可能な限り音源やショウを無料で提供するという姿勢。これぞ The パンク精神。多くのパンクバンドが見習うべき姿勢ですね。そんなわけで、彼らの唯一のフルアルバムがbandcampで無料ダウンロードできるのでどぞー。なんと言っても、いい曲が多い!

国:
オーストラリア

メンバー:
Tome - ギター、ボーカル
Felix - ギター、ボーカル
Gabe - ベース、ボーカル
Kaspar - ドラム、ボーカル

活動期間:
2007年~

作品:
2009 - Have You Got What You Paid For?

リンク:
myspace
bandcamp