2012年12月23日日曜日

クリスマス・ソング

クラック・ロック・ステディ・バンドによるクリスマス・ソングの動画を貼り付けます。

★ Morning Glory - Not Another Christmas ★


Morning Glory によるクリスマス・ソング。2007年にmyspace上で発表された曲です(myspaceは現在閉鎖中)。

「クリスマスはうんざりだ」という題名のこの曲は、どこかで人生を失敗して自暴自棄になっている男がクリスマス一色の街を見て「クリスマスにはドラッグが欲しいぜ!」なんて言ってるが、実のところは誰かに立ち直らせもらいたくてマリという女性の名を悲痛に叫び続けるという歌詞になっている。マリはもしかしたらマリア様のことかもしれません。ちょっぴり悲しいクリスマス・ソングです。


もう1曲。

★ The Infested Feat. Dollstace - Fairytale Of New York ★


The Infested feat. Dollstace によるクリスマ・ソング。アイリッシュ・パンク・バンド The Pogues の名曲をカバーしたもので、2011年にbandcamp上で発表。

「ニューヨークの夢」という題名のこの曲は、クリスマスの日のある男女の成り行きを歌にしたものだが、The Infested らしいスピーディでクラスティなナンバーに仕上がっている。クリスマス・ソングでもライオットな感じに変えてしまうセンスが凄いですね。

2012年12月16日日曜日

#54 Private Gain



Private Gain は、Offbeat Heroes が解散したあとに同メンバーらによって結成されたバンド。サウンド面での Offbeat Heroes との違いはホーンが無いことくらいで、他はあまり変わらない。ボーカルは相変らずの軽やかな歌いっぷり。

バンド結成は2011年と新しいため、まだEP盤しか出していないが、ちゃっかりライブ盤まで出している。自身のレーベル Riot Ska Records(フロントマンの Chris が設立)の音楽直販サイトでゴリ推ししてる(笑)。そういえば、前に Riot Ska Records のストアから他のバンドのCDを購入したとき、おまけで Private Gain のワッペンらしきものが付いてきました。

例によって音源は無料配布されています!
(↓作品の所に貼ってあるリンク先に飛んで Digital Album をクリックし、0を入力するとダウンロード可能)

メンバー:
Chris - ボーカル
Jamie - ギター
Steen - ギター
Geoff - ベース
Luke - ドラム

国:
イギリス

活動期間:
2011年~

作品:
2012 - Drudgery & Exertion Demo's
2012 - Kiwi Farewell Session(ライブ収録アルバム)

リンク:
facebook
bigcartel


2012年12月15日土曜日

#53 Offbeat Heroes



Offbeat Heroes は、イギリス・ブリストル出身のクラック・ロック・ステディ・バンド。サックス隊を擁しており、スカ/レゲェをブレンドしたアングリーなパンクを奏でている。軽やかに鳴るサックスの音色と、アングリーにテンポを刻むスカビートのマッチが絶妙。ボーカルの軽やかなボイスもいい感じ。バンドは現在解散しており、正式なスタジオ音源は5曲しか無い。Dead End Job とのスプリット・アルバムに全て収録されており、Riot Ska Records の音楽直販サイトで無料配布されている。
(↓作品の所に貼ってあるリンク先に飛んで Digital Album をクリックし、0を入力するとダウンロード可能)

フロントマンの Chris は Riot Ska Records を設立した張本人でもあり、このレーベルは今や世界中のクラック・ロック・ステディ・バンドを取り揃えるグローバルなDIYレーベルに進化している。そして Chris は現在、新バンド Private Gain でマイクを取っている。

国:
イギリス

メンバー:
Chris - ボーカル
Steen - ギター
Jay - ベース
Ciaran - ドラム
Robin - サックス

Beanie - アルトサックス
Jake - ギター
Ciderspiller - ドラム

活動期間:
2007?~2009年

作品:
2008 - Promo Album
2010 - Nothing But Net(Dead End Job とのスプリット・アルバム)

myspace


2012年12月8日土曜日

V/Aもの その①


今や Crack Rock Steady や、それに近いアンダーグラウンド・パンクの音源ばかりを集めたオムニバス、スプリット、コンピレーションものが各DIYレーベルから多数リリースされている。しかも低価格で、タダで入手できるものもあるのが嬉しい。Crack Rock Steady の入門盤として聴けるものや超コアな内容のものもあり、これは聴かなきゃ損と言うことで定期的に紹介していきたいと思う。

まずはなんと言ってもこれ、みんな大好き Choking Victim のトリビュート・アルバム。Choking Victim を崇拝し、愛して病まない奴らによるカバー集。バンドによって個性が出ているからこれは面白い。リリースは Beer Records からで、Union Jack の呼びかけにより完成されたと思われる。Team Spider、Antimaniax、The Foamers、Skapsom など、欧米の国から19組のバンドが参加。Beer Store や Interpunk から購入できる。

(Choking Victim のトリビュート・アルバムはもう一つ "Songs In The Key Of Lice" というものがあるが、こちらは製作元が不明なのと音質が悪いから、まぁ興味あったら探してみてって感じです。)

A tribute to Choking Victim (Beer Records、2008)

購入先:
Beer Store
Interpunk



2012年12月2日日曜日

#52 No Glory


No Glory はニュージャーシー州グレン・ロック出身のバンド。活動開始時期は2005年頃だが、これまでにリリースした作品は5曲入りのEPだけである。しかしこの作品の出来が素晴らしく、クラック・ロック・ステディ・ファンの間では評価が高い。"Fucked Generation" のようなパワフルで泣きが入ったスカコアのナンバーや、"Carry On" のような甘いアコースティックのナンバーがグッとくる内容になっている。それは程よいパワーと癒しを与えてくれるサウンドだ。現在バンドは活動休止中で、これほど再開が待ち遠しいバンドは他に無いくらいだ。

国:
アメリカ

活動期間:
2005年頃~

メンバー:
Captain Falco - ボーカル、ギター
JB-Melishank - ギター、アコーディオン
ANT - ベース
Jack - ドラム

作品:
2006 - Building For Nothing EP

myspace


2012年12月1日土曜日

#51 No Change For Currency



No Change for Currency は、2005年から2007年まで活動していた5人組ポリティカル・スカ・クラスト・バンド(上のメンバー写真は結成当初のもの)。テキサス州ダラス出身の彼らは、ダラスのライブハウスなどで他のパンク・バンドらに混じってクラック・ロック・ステディ・ビートをプレイしていた模様。The Mad Conductor や No Service Project との競演もしている。ボーカルのボイスは潰れまくりでイーブル感が満載。しかし曲のテンポは比較的ゆるいのでしっとり感もある。個人的にはこの手の楽曲を聴くと、まるで悪魔の宴で奏でられるシンフォニーでも聴いているかのような気分に浸ってくる。彼らが製作した楽曲のほとんどはアルバム "Destruction/Creation" で聴くことができ、Interpunkで購入可能だ。

国:
アメリカ

メンバー:
James Eidson - ボーカル(2005~2007)
Sean Mehl - ギター(2005~2007)
Josh Scum - ギター(2007)
Justin Wyatt - ベース(2005~2006)
Nick Brice - ベース(2007)
Justin Wilson - ドラム(2005~2007)

活動期間:
2005~2007年

作品:
2005 - Rectal Rot EP
2006 - Demo
2007 - Destruction/Creation

myspace
Interpunk