2013年12月22日日曜日

新作情報 [Atrocity Solution - Lost Remedies]


前作の『Tomorrow's Too Late』から4年、Atrocity Solution 史上最高傑作とも言えるアルバムが先日、Crack Rock Steady シーンに投下された。

これはもはや、Crack Rock Steady シーンの垣根を越えてしまった全く新しいジャンルのサウンドが詰め込まれた作品と言ってもよい。

これまでもスピーディ、メロディカル、かつバイオレンスで実にかっこいい Crack Rock Steady サウンドを造り上げてきた彼らだが、今回の作品はこれまでと明らかに違う雰囲気になっている。イントロと曲間にピアノ、バイオリン、チェロが頻繁に使われており、これがアルバム全体にクラシカルでダイナミックな雰囲気を与えている。だから、この作品で演奏されているスカのナンバーでさえも荘厳な雰囲気のあるナンバーになっているのだ。

今回のアルバムに収録されているスカのナンバーには本当に圧倒される。『Picking Up The Pieces』や『Panic State』、『Let Us Remember』など、どれもキレがあり痺れてしまう。

しかし『Watch The World Burn』には誰もがノックアウトされるはず。これは元々(これまた傑作の)スプリットアルバム『Track The Virus』の中でアコギのナンバーとして収録されている神曲だが、これをエレキのナンバーに変えて今回の作品に投下しているのだ。From The Cradle To The Rave がゲスト参加しており、火に油を注ぐかのごとく怒りを掻き立て歌い、文句無しの最高にかっこいいナンバーに仕上がっている。

今作品は収録数14曲で収録時間は60分超で、まさに超大作となっている。まるで、これまでの作品が序章に過ぎなかったかのよう。

今回の作品について、海外の音楽サイトなどでは「今年聴いた作品の中で一番の作品だ。」とコメントしている人が多数見受けられる。自分自身も、パンクシーン全体で見ても頂点に登りつめても良いほどの良作になっていると思っている。Crack Rock Steady を知らない人が、Crack Rock Steady にハマるきっかけになる作品であって欲しいとも思っている。ぜひとも、全てのパンクキッズに聴いてもらいたい作品だ!!!

なお、今作品は金銭面で多くのファンの支援により作られた作品であることも一緒に伝えておきたい。


◇ 購入先:
bandcamp(ダウンロード購入のみ)
bigcartel
Interpunk

◇ bandcamp:

◇ Youtube:

2013年10月6日日曜日

新作情報 [Thee Infidels - Evilution]


ファン待望!?

パワフルで疾走感たっぷりな Crack Rock Steady Beat をかき鳴らすジャーマンCRSバンド、Thee Infidels の1stアルバム『Evilution』がようやくCDになって発売されるようです!

本作は今年の2月にデジタルダウンロード盤が bandcamp 上でリリースされ、CDでの発売は事情により見送られていたもの。

すでにダウンロードして聴きまくっている人も多いと思うので、このアルバムの説明はもはや不要でしょう。何気に The Infested とのフィーチャリング曲が入っているし、The Stupid Stupid Henchmen & Night Gaunts とのフィーチャリング曲が豪華で最高すぎる!のっけから飛ばしまくりで激ヤバなアルバムです。ゲットするしかねーな!


<購入方法>
bandcampの Evilution のページにある「Buy Now  €8 EUR or more」という所をクリックし、金額を「11.45」と入力してチェックアウトすれば15日以降に日本に届くはずです。

P.S.
金額の入力は「8」で大丈夫でした。送料は別途、勝手に引かれます。すみません。(10/13)


2013年9月29日日曜日

V/Aもの その⑧

以前紹介した『From The Shadows』という名のコンピレーション・アルバムを覚えてるだろうか?昨年、秋頃に Demonic Records よりリリースされたオール・アコースティックのアルバムのことを。

Body-Lice や Anti-Venöm らCRS系のバンドによるアコースティックの演奏が哀愁深くて、あれはなかなか素晴らしいコンピになってたと思っている。

きっと反響が良かったのだろう。先日、その第2弾がリリースされた。

→ From The Shadows Volume 2

前回同様に Body-Lice や Anti-Venöm が参加してる他、新しいバンドも加わっている。Days N' Daze っちゅーバンドには驚かされた!こいつらヤベーっす。意外だったのは Thee Infidels が参加してること。たぶんこのアルバムの一番の見所です。彼らの最新アルバムから1曲、アコースティックバージョンで演奏してます。不覚にも癒されました(笑)。ぜひダウンロードされることをオススメします。



2013年9月21日土曜日

#81 CBiHCiTY



あなたはベラルーシという国を知っていますか?自分はこの国のことをこのバンドづてに知ることになるなんて思ってもいませんでした。

CBiHCiTYは、ベラルーシ出身のスカ・パンクバンド。ベラルーシは東ヨーロッパに位置し、ロシアと隣接している国だ。Wikipediaによると、ベラルーシ人はほとんどロシア語を使うらしいので、たぶんCBiHCiTYもロシア語で歌っているはず。

CBiHCiTYは2006年にバンド結成し、これまでに6枚の作品をリリースしており bandcamp で全て聴ける。まぁ聴いてもらえば分かると思うが、どちらかと言うと Suicide Machines 寄りなサウンドです。そこにイービルヴォイスがたまに入ってくるのでちょいCRSな雰囲気があります。

彼等はアメリカン・ハードコアが好みのようで、2012年リリースのアルバム The less it sounds like a song the more we like it  は全曲アメリカン・ハードコアのカバーアルバムになっている。Dead Kennedys や Black Flag、7 Seconds などのカバー曲が入っていて結構面白いです。おや、F-Minusのカバー曲も入っていました。

まぁ6作品ある中でもCRS好きに特にオススメなのが2010年リリースのアルバム Skacore killers です(ダウンロードできないが・・・)。アングリースカチューンが詰まっています。ちなみにこのアルバムにもF-Minusのカバー曲が入ってます。CRS7とのスプリットアルバムに収録されている、きっと馴染みの深い曲ですよ(笑)。

国:
ベラルーシ

メンバー:
Andrei - ギター
Artem - ベース
Igorek - ドラム

活動期間:
2006年~

作品:
2008 - Garage days
2009 - Your Anger Is A Gift EP
2010 - Skacore Killers
2011 - 6​+​3 Ep
2012 - The Less It Sounds Like A Song The More We Like It
2013 - Death and progress



2013年9月14日土曜日

Beng Beng Cocktail が解散を発表

一昨日、悲しい情報が飛んできた。

それは Beng Beng Cocktail が解散するという情報だ。

BBCは特に大好きなバンドだっただけに残念すぎてならない・・・。いや、マジで・・・。

解散の理由は、Jon(Oj)が別の分野で活動することを望んでいるため。彼はヒップホップのMCにも挑戦していくそうだ。SkalとBefaは友人として彼の意思を受け入れ、今後の彼の活躍を祈っている。

MCに挑戦するといえば、No-CashのChrisもそうだったよなぁ・・・。
そういやBBCの最新アルバムChoicesに収録されてる「Why Hip Hop Doesn't Rhyme With Hope」っていう曲、今思えばこの曲にはJonの思いが綴られているような気がしてならない。Crystalcoreでスカ・パンクシーンに新しい風を吹かせたように、ヒップホップに行っても新しい風を巻き起こして欲しい。

本当に彼らはかっこいい奴らだった。音楽スタイルもそうだし、パワフルなアコギの演奏とメッセージは落ち込んだ自分に勇気を与えてくれるものだった。

解散後はSkalとBefaも新しい形で音楽を続けていくそうだ。今後の彼らのそれぞれの活躍に期待!!!!



以下、Facebookで発表された解散についての本文。
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Hi everybody... We have sad news to announce...
After 6 years of friendship, 6 years of fun/parties/live shows, 6 years of making music between friends, 2 albums/1 demo/1 EP/1 split Cd...
After all this, we have to tell you that Beng Beng Cocktail doesn't exist anymore. We are still friends together but Jon wants to live something different and wants to try to start an hip hop career as an MC. We wish him the best luck in his new project and will put some links here if something happens.
We would like to thank all the followers here on facebook, all the people that moved to our shows, all the people following us since the beginning and helping us : riot ska and Chris above all but all the other labels too and all the promoters that booked shows for us.
We will for sure keep playing music Befa and I, but I think we'll come back to something electric. We'll keep you posted about that too.
Thanx again, we had a great time. We're sad but happy to start something new too...
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2013年9月8日日曜日

V/Aもの その⑦

Heavy In Da Streets(H.I.D.S) というブログがある。アメリカ人が運営しているブログだ。彼はそこでアンダーグラウンド系のミュージックやアート、スケートボーディングなどの情報を世界に発信している。

彼は「D.I.Y.(Do It Yourself)」の重要性を熱心に訴えている男でもあり、しばしばD.I.Y.バンドに焦点を当てた音楽情報を発信している。それだけでは飽き足らなかったのか、ついには各バンドの助けを借りてコンピを作り上げてしまった。レーベルとか関係なしに。それがこちら、「DIY-ing To Live」という表題のコンピだ。


彼はこのコンピで、D.I.Y.でも素晴らしいミュージックが作れるんだということを証明しようとしている。参加バンドは No Cops For Miles、Lo-Cash Ninjas、Anti-Venöm、Cash for an 8 Ball など。全体的にアコースティックのしっとりした曲が多いが、Jesus Buys Heroin というバンドによる Leftöver Crack のカバー曲「Crack City Rockers」は絶品です・・・。No Cops For Miles の「Tone Deaf」は私の大好きな曲である。

この手のコンピはやはり無料でダウンロードできるわけで、サイトの画像下の「DOWNLOAD~」ってところからダウンロードできる。


H.I.D.Sによって制作された無料コンピが他にもあるのでまとめて紹介しときます。

★ Gone Postal Vol.1


H.I.D.Sが初めてリリースしたコンピ。「DIY-ing To Live」の元になったような作品である。曲数は多いがバンド数がやや乏しく、普通のヒップホップ・グループの曲まで入っている。参加バンドは No Cops For Miles、Jesus Buys Heroin、Hello Apathy など。
サイトに貼られてるリンクをクリックして、「確認コードを入力」の右に表示されてるコードをその下に入力し、「AUTHORIZE DOWNLOAD」をクリックするとダウンロードできる。


★ Product of Oppression


「DIY-ing To Live」のあとにリリースされたコンピで、内容が結構充実している。弾圧がテーマ。The Disadvantaged が入ってるのは貴重だ。
ダウンロード方法は上と同じで、 サイトの「FREE DOWNLOAD HERE」ってところからダウンロードできる。

2013年8月25日日曜日

海外音楽ストアを利用するコツ

CRSバンドのCDやグッズを買いたいと思ったとき、日本ではなかなか入手しづらかったりする。そんなときは海外の音楽ストアに頼るしかないのだが、

海外の音楽ストアを制する者はCRSバンドを制する!!

と自分は勝手に思っている(笑)。しかしほとんどが英語で書かれているためハードルが高いと思ってる人も多いはず。そこで今日は海外の音楽ストアを利用するときのちょっとしたコツを伝授したいと思う。


<CRSバンドの商品が購入できるサイトについて>


上に示したのはCRSバンドの商品が購入できる代表的なサイトだが、多くのCRSバンドはDIYを基本と考えているため、bigcartelbandcamp という通販・配信サービスを利用して自ら販売しているケースが多い。一例を下に示す。



<購入方法について>

一番肝心なのはきっとここでしょう。

通常、海外のウェブ・ストアで商品を購入する場合は「住所、名前、メールアドレス、クレジットカード番号」などの個人情報を全てローマ字で入力しなければならない。特に住所の入力が面倒くさく、中にはクレジットカードの情報を入力することに抵抗を感じている人もいるはず。

そこでオススメなのは Paypal を使うこと。Paypal とは支払いの代理サービスみたいなもので、これを利用すると商品購入時の面倒くさい個人情報入力が省略できるのでかなり楽である。無料で利用できる。登録したい人はこちらへ

ただし全てのウェブ・ストアで Paypal を利用できるわけではない。Riot Ska Records Web Store みたいに初めに専用のアカウントを作成して個人情報を登録しておかないといけない場合もある。bigcartel や bandcamp は Paypal に対応しているので、欲しい商品があったらカートに入れて先に進み、支払い方法で Paypal を選択して Paypal のログインアカウントを入力すると注文できる。

まぁ簡単に言えばこんなところだが、もっと詳しく知りたい人は気軽に質問してください。

そうそう、

Atrocity Solution の2ndアルバム・キャンペーンが残り2日ほどで終了しちゃうよ!
(詳しくは Atrocity Solution を応援しよう!へ)

自分は$60の「手書きの歌詞カード?付きの特典」を注文したが、レアグッズを手に入れるチャンスなのでまだの人は急いだほうが良いです。ちなみに Paypal が利用できますぞ。



あとは余談。

ご存知かもしれないが、アメリカには世界最大のパンク専門ウェブ・ストア Interpunk というものがある。ここにもCRSバンドの商品がいくつか置いてあるので利用したことがあるのだが、CDを大量に注文したらほとんどのCDケースが割れて送られてきたことがあった。なのでそれ以降は利用していない。まぁ海外ストアの利用にはこういったリスクもあるので、利用の際には自己責任が必要なのかなぁ~・・・。

2013年8月18日日曜日

#80 Lo-Cash Ninjas



Ninjacore(ニンジャコア)なる音楽スタイルを武器にCRSファンを魅了させているバンド、それが Lo-Cash Ninjas だ。

Lo-Cash Ninjas はアメリカ・ニューメキシコ州のシップロックを拠点に活動する4人組CRSバンド。2008年の結成だが、結成当時はまだ高校生だったという。

Choking Victim をルーツとしたCRSビートを鳴らしてるように聴こえるが、彼らのスタイルはあくまでもニンジャコア。某サイトのインタビューで「俺たちはそれぞれ異なる音楽趣味が背景にあり、それがニンジャサウンドを生み出した」という風に言っている。一体ニンジャサウンドとは何なのかよく分からないが(笑)、切れ味ある鋭いビートを武器にスカやハードコアのサウンドを柔軟に演奏できる点がニンジャってことなのかな。

まぁ決して悪いバンドでは無いが、もう少し張り声がラウドだったら好きかなと思う。しかし積極的にライブに参加したりグッズを作ったりしてる点は評価できる。これまでのライブ実績も豊富。

現在、アルバムが1枚リリースされている。Bandcampでは10曲入りでダウンロード出来るが、bigcartelでCDを購入するとデモ音源などが入って27曲入りになってるみたい。彼らの「ニンジャサウンド」を気に入ったらぜひ購入してみては?

国:
アメリカ

メンバー:
Jordan Steele (rudeboylice) - ボーカル、ギター
Keanu Lee (popeye) - ボーカル、ギター
Martin Johnson (panda) - ベース
Andre Alva (dre) - ドラム
Jacob Belin (beatbox) - ドラム

活動期間:
2008年~

作品:
2009 - Fuck Yo Team!!!

リンク:
bandcamp
bigcartel


2013年8月11日日曜日

#79 Suicide Victim


新参のバンドにして、No-Cash や The Stupid Stupid Henchmen らを凌ぐかのような強烈CRSビートを放つバンドがこれ、Suicide Victim だ。

Suicide Victim はアメリカ北西部のミズーラという小さな街で結成された4人組CRSバンド。結成時期は2009年頃。

現在までにリリースしている作品はEP1枚だけなのでまだ大きく目立った活動をしていないと思いきや、すでにAtrocity SolutionGhetto BlasterBeng Beng Cocktail のメンバーらとコラボしてたりする。ついこの前紹介したコンピ「A Benefit Compilation In Love And Solidarity With Kostas Sakkas Vol.2」でも、Anti-Venöm そして Dead Rejects とのコラボ曲がお披露目された。なのでボーカルのRyanに限っては、このシーンのキーパーソン的存在になっている。それくらい彼は(CRS的に)優れた声質の持ち主と言える。

EPは例によって Unknown Records の Free Section からダウンロード可能。SoundCloudには未収録曲や新曲がアップされているのでそちらも要チェック!アコースティック曲の「Slap in the Face」はよく出来ててしびれます・・・!

国:
アメリカ

メンバー:
Ryan - ボーカル、ギター
Josh - ギター
Reggie - ベース
Bryan - ドラム

活動期間:
2009年頃~

作品:
2012 - All We Wants For You To Die



2013年8月4日日曜日

V/Aもの その⑥

先月末、「A Benefit Compilation In Love And Solidarity With Kostas Sakkas」というタイトルの50曲入りコンピが2枚立て続けにリリースされた。イギリスのDIYパンクレーベル Pumpkin RecordsRiot Ska Records の共作によるもの。

このコンピは警察によって不当に逮捕され収監されている Kostas Sakkas というギリシャ出身のアナーキストを義援する目的で作られた。釈放金として30,000ユーロのお金が集まれば彼は釈放されるため、コンピの売上金は全てSakkasのもとにいくという。

このコンピにはアンチ・ポリス・バンド代表格の Leftöver Crack も参加。他のCRSバンドも多数参加し、総勢100組のバンドがこのコンピに参加している。Pumpkin Records、Riot Ska Records、そして世界各国のバンドの連帯によって物凄いスケールのコンピが出来たものだ。コンピは無料でダウンロードできるが、こういった背景があるので£10以上の金額を入力して購入するといいかもです。




2013年7月28日日曜日

Atrocity Solution を援助しよう!


Atrocity Solution がガチで困っている模様。

今年2ndアルバムのリリースを予定しているが、資金が足り無くて制作できないそうだ。このままではリリースされない可能性も。。。

現在彼らは Indiegogo というサイトで資金を集めるキャンペーンをやっているが、なかなか資金が集まらなくて厳しい状況になっている。
ここは我々日本人が寛大に援助するしかない!

 Indiegogo では2ndアルバムの予約注文ができる他、金額に応じて特典が受けられる。結構レアグッズもあったりする。メンバーのケツにタトゥーを入れられるなんて馬鹿げた特典もある。詳細は以下。

  1. $10:2ndアルバムデジタル(ダウンロード)
  2. $12:2ndアルバムCD+デジタル(送料:$6)
  3. $25:2ndアルバムCD+デジタル+Tシャツ(送料:$8)
  4. $35:2ndアルバムCD+デジタル+Tシャツ+サイン入りポスター(送料:$8)
  5. $50:2ndアルバムCD+デジタル+Tシャツ+サイン入りポスター+パッチ+Split CD "Track The Virus"(送料:$10)
  6. $60:上記の商品全部+サイン入りの手書きの歌詞カード(送料:$10)
  7. $100:上記の商品全部+"Tomorrow's Late"EP+Lower Class Citizens LP(ASのメンバーがやってるバンドのCD)(送料:$16)
  8. $250:上記の商品全部+メンバーのケツにあなたのイニシャルのタトゥーを入れられる(送料:$16)

送料は日本向けの場合の金額を記載している。サイト右上に書かれてる残り日数が0になったらキャンペーンは終了。

ということで、Atrocity Solution を援助してあげましょう!
やり方が分からない場合は、こちらのサイトを参考にしてみてください。

なお、金額を入力するときは送料込みの金額を入力すること!あとTシャツ入りの特典を選んだ場合は、希望のサイズをatrociousrecords666@gmail.comにメールで送らなければならない。頑張って!

2013年7月27日土曜日

#78 Poisoners


Night Gaunts を聴いて彼らのセンスに圧倒された人はきっと多いはず。もし Night Gaunts がニュージーランドの奇跡と呼べるならば、こちらはニュージーランドの伝説と呼べるバンドではなかろうか。

Poisoners は、2000年代にニュージーランドで活動していた5人組ポリティカル・スカ・パンクバンド

今は解散しており、活動範囲もかなりローカルだったことからあまり広く知られていない模様。ただ、知ってる人(特にCRSファン)の間では評価が高いバンドだ。

リリースされている音源はたった1枚のアルバムのみ。しかしこのアルバムの出来が素晴らしく、自分の中ではかなり大好きな1枚となっている。はっきり言って名作だ。

一応彼らはクラック・ロック・ステディ・バンドの1つとして分類されているようだが、サウンドはそこまでダークでもない。どちらかと言うと落ち着きがあり、クール・サウンド。キーボード、サックスのメロディ・ラインが絶妙。Night Gaunts とはまた違う味を持っている。

このバンドは本当に情報が少なく、探すのに一苦労した。
きっと彼らは活動期間も短かったはず。そんな中で1枚の名作を残して解散していくんだから、やっぱり自分の中では伝説的な扱いになっている。
興味あったらぜひ音源を探してみてください。

国:
ニュージーランド

活動期間:
2000年代

メンバー:
Patrick - ボーカル、ギター
Kolya - ギター
Dave - ドラム
Dre - ベース、ボーカル
Tom - キーボード、サックス

作品:
2006 - Poisoners

リンク:
myspace
amplifier.co.nz


2013年7月20日土曜日

#77 Night Gaunts



2年ほど前だったと思う。

YouTubeでクラック・ロック・ステディ・バンドの動画を見ていて、関連動画を辿っていったときにたまたまこのバンドに出会った。初めて彼らの音楽を聴いたとき、それはもう何とも言えない衝撃が走った。とにかくウキウキでノリノリでアングリーで、脳天揺さぶるハイパワーなスカチューンだったからだ。

パンクの歴史を見ても、これほどまでに突き抜けたバンドはそういなかったと思うし、この先も彼らほどのバンドが現れるとは思えない。そして今、自分は彼らの中毒者でいる。

スカパンク好きも、そうでない人も1度は聴くべき傑作クラック・ロック・ステディ・バンドだ。

Night Gaunts は、前回紹介した Dead End Job 解散後にPaulとHaydenによって結成されたニュージーランドのバンドだ。作曲は主にこの2人がやり、ライブの時はメンバーが増員されて5人体制になる。

Dead End Job と比べると、サウンドの雰囲気はずいぶんと変わっている。それはやはりボーカルの声のせいだろう。
モンキーの鳴き声のような甲高い声とクラック・ロック・ステディ・ビートのミックスが全く新しいサウンドを生み出してしまっている。それに加えレゲェ・ヒップホップの要素が強く、ラップでビシバシと攻めてくるのだからリスナーはノックアウト寸前。
それを考えると、デビュー当時から彼らは本当にクオリティの高い音楽を発信していたように思える。

音源はこれまで3作リリースされており、2011年リリースのデビューアルバム Full Body Tourettes [Pt II] は最高傑作と言える作品だ。CDは以前発売されたが、数が少なかったのでたちまち売り切れになってしまった。しかしデータ音源はbandcampで購入可能だ。今後、ニューアルバムの制作が予定されている。

そんな彼らは現在、USツアーの真っ只中にいる。3ヶ月にも渡ってアメリカ全土で40ものショウを敢行するのだとか。(見たいなぁ…)
はるか南国、ニュージーランドの地で結成され、わずか3年でUSツアーに出る度胸のあるこのバンドはきっとビッグな存在になることだろう。今後、Night Gaunts 中毒者はどれだけ増えるのだろうか!?

国:
ニュージーランド

メンバー:
Paul - ボーカル、ギター
Hayden - ベース
+(ライブメンバー)
Daniel - キーボード、ギター、ボーカル
Jacob - サックス、ボーカル
Simon - ドラム

活動期間:
2010年~

作品:
2010 - Full Body Tourettes [Pt I] EP
2011 - Full Body Tourettes [Pt II]
2012 - Love Life & The Devil EP

リンク:
myspace
bandcamp



2013年7月15日月曜日

#76 Dead End Job

さぁお待ちかね、ニュージーランドのCRSバンドの紹介です。
この国からはとてつもないCRSバンドが生まれるわけだが、その前にこのバンドを紹介しておかなければならない。


Dead End Job はニュージーランド出身の4人組CRSバンド。
バンド名の意味は「先の無い仕事」。

2007年の結成だが、先の無い仕事にけじめをつけるかのごとくわずか2年で解散。
その間制作された曲もわずか。
現在イギリスには同名のスカパンク・バンドが存在してるが、まったくの別物のサウンドを鳴らしてるバンドなので注意を。

さてサウンドはと言うと、まったりとしたクラック・ロック・ステディ。
たまにキーボードやホーンが入ってくるので陽気さはある。
しかしボーカルの歪んだ声を聴くとやっぱりクラック・ロック・ステディ感が漂ってくる。

彼らの音源のほとんどが Riot Ska Records から出ているスプリット Nothing But Net やコンピ Global Unity MusikSilence Equals Crisisで聴ける。
前述の Offbeat Heroes とのスプリットは Riot Ska Records が設立されてから最初にリリースされた記念すべきスプリットでもある。

重要なのはここから。
バンドは解散後、2分されることに。

ボーカルの Geoff はハードコア・バンド Dole Day Rage を結成。
Paul と Haiden は Night Gaunts というCRSバンドを結成することに。
このCRSバンドがヤバいわけで。まぁすでにファンの人も多いかな?
詳細は次回です。

国:
ニュージーランド

メンバー:
Geoff "Whitey" - ボーカル
Paul - ギター
Hayden - ベース

活動期間:
2007~2009年

作品:
2008 - Demo
2009 - Nuthin' But Net
2010 - Nothing But Net(Offbeat Heroes とのスプリット・アルバム)

myspace


2013年6月30日日曜日

#75 The Disadvantaged

またまたオーストラリアです。これで最後にします。

でも実際のところオーストラリアは濃いスカパンク・バンドが多い!本当は The BenniesPhat MeegzSteppin' RazorDoin It For The Money も紹介したいが、彼らは Crack Rock Steady の影響をあまり受けてなさそうなのでいずれ機会があったら紹介するということで。しかしこのバンドは Crack Rock Steady の影響をがっちり受けてます!


The Disadvantaged は、シドニーを拠点に活動している4人組CRSバンド。2008年に結成。ドラマーの名前が Kenta だが、たぶん日本人ではない(日系?)。

サウンドはレゲェ、ヒップホップ色が強いクラック・ロック・ステディ。Mad Conductor を尊敬してるらしく、だいぶレゲェちっくな曲がある。激しいハードコアな曲もある。ボーカルの高速ラップはかっこいい!Crowleyといい勝負かな?ライブでは Cap A Capo と競演してるらしいが、これは生で見てみたい。

これまでリリースしてる作品は2作品。どちらもあまり流通してない感じ。Riot Ska Records のコンピ『Global Unity Musik』や Unknown Records のコンピ『Fuck Yourself World Wide Vol #1』に彼らの曲が収録されているので、それで確認してみてください。

次回はニュージーランドを攻めてみようと思います。

国:
オーストラリア

メンバー:
Alistair - ギター、ボーカル
Dane - ギター
Dave - ベース
Kenta - ドラム

活動期間:
2008年~

作品:
2008 - End of An Error EP
2009 - Beginning of New Problems

myspace



2013年6月16日日曜日

#74 Chaz.H.Scally



オーストラリアはいるわいるわ・・・探せば探すほどじゃんじゃん出てきます、CRSバンドが。この国はCRSバンドの隠れた宝庫ですよ!!

myspaceで関連バンドをつたいに良いバンドがいないか探していたら、たまたま発見して度肝を抜かれたのがこのバンド、Chaz.H.Scally です。いったいバンド名なのか人の名前なのかよくわからない。バンドのロゴマークがなんだか Evil Empire っぽい。謎が多い。とりあえず分かる範囲で説明を。

Chaz.H.Scally は、シドニーを拠点に2004年頃から活動している4人組スカパンクバンド。元々、別でバンドを組んでいた連中が集まって結成されたようなバンドだ。サウンドは、ファスト・パンクとダーティ・スカのミックス、それに加えてボーカルのイーブルな絶叫。これはもう Crack Rock Steady と言っていいでしょう。

2005年に11曲入りの1stアルバムを製作してリリースし、今日までライブやツアーを慣行するなどして現在に至る。2012年には非正式なアルバムがリリースされており、こちらから1曲ずつダウンロードすることが可能。1stアルバムはInterpunkで購入できます。

これは久しぶりに良いバンドを発掘したな~。我ながら絶賛です(笑)。

国:
オーストラリア

メンバー:
Ged Bellman - ギター、ボーカル
Brett Dengate - ギター、ボーカル
Michael Vella / Gavin Lynch - ベース、ボーカル
Chris Baker - ドラム

活動期間:
2004年~

作品:
2004 - Demo
2005 - Attack In Progress
2012 - Album II

リンク:
myspace

購入先:
Interpunk


※ myspaceの仕様が変わったので、試しに埋め込んでみた。ちゃんと聴けるかなぁ?





2013年6月9日日曜日

#73 Prophet Margin



オーストラリアンCRSバンド第4弾、Prophet Margin について書きます。

Prophet Margin は、オーストラリア東部にあるブリスベンという都市を拠点に活動している4人組CRSバンド。見た目はなかなかワイルドな男たちだ。

Choking Victim にかなり洗礼されたのだろう。ダークに歪んだスカビートに、血を吐き散らすかのように叫ぶボーカル。もろ、クラック・ロック・ステディっていう感じのサウンドを鳴らしてます。いやしかし、80年代サイコビリーっぽいギターサウンドも混じっていて、サイケな旋律に思わず聴き惚れてしまうことでしょう。「Hail Mary」のような哀愁漂うクラック・ソングを演奏できるのも彼らの持ち味でしょう。

リリースしてる作品は今のところEPとアルバムが1枚ずつ。EPは iTunes と Amazon でダウンロードできるが、アルバムはなぜか販売していない。ダウンロードできるようにするって言ってたからそのうちしてくれるかも。何気に Riot Ska Records のコンピにも参加してたりします。

国:
オーストラリア

メンバー:
Phil - ギター、ボーカル
Chris - ギター、ボーカル
Mitch - ベース、ボーカル
Stringo - ドラム、ボーカル

活動期間:
2008年?~

作品:
2009 - We've All Got Cancer EP
2010 - Faith Salesmen

リンク:
myspace

購入先:
iTunes
Amazon



2013年6月8日土曜日

#72 Final Waning


前回に引き続き、オーストラリアのバンドを紹介。

Final Warning は、オーストラリア出身のミリタント・スカバンド。2005年にメルボルンで結成。

彼らのこのサウンドのバカ騒ぎ感…これは一瞬にしてやられちゃいますよ。銃声鳴り響く戦場のごとく騒ぎ立てるスカチューンは、まさにミリタント(戦闘的な)スカ。それがじわじわと来るからいやらしい。ファストだし、メロディックだし、ハードコアだし、スカ入ってるし、私の大好きな要素がいっぱい詰まってます。もちろんクラック・ロック・ステディ感も入ってるけど、彼らはやっぱりミリタント・スカバンドって言ったほうがしっくりくるような気がします。

なんとなくだけど、ボーカルの声が Anti-Flag のボーカルの声に似てるような気がするので、Anti-Flag がスカをやるとこんな感じになるんだろうな~と思いながら聴いてます。

そんな彼らに関する情報が少なすぎて、今も活動してるかどうかは不明。とりあえずYouTubeに2011年のライブ映像が上がってるのだけは確認できた。CDも売ってなさそうだから、音源の入手はSkaCoreMafiaさんにお世話になるしかなさそうです。

個人的には「Auschwitz Australia」、「Come With Me」、「Rising」が好き!

国:
オーストラリア

メンバー:
Brendan - ボーカル
Bernard - ギター
Dale - ギター
Brad - ベース
Bort - ドラム

活動期間:
2005年~

作品:
2008 - Militant Ska

myspace



2013年6月1日土曜日

#71 Cap A Capo

The Dumpers のアルバムが Unknown Records Free Section に登場したようですね。オーストラリア版 Choking Victim と呼ばれる彼らの楽曲をまだ聴いたことがないなら、今すぐダウンロードして聴くべし!(ダウンロードはこちら

ところで、これまで紹介したオーストラリアのCRSバンドは The Dumpers だけですが、この国は広いわけで。普通のスカパンクバンドだけでも探せばたくさんいるが、とっておきのCRSバンドがいました。それが Cap A Capo です。久しぶりにオーストラリア及びその周辺国のバンドを攻めてみようと思います。


Cap A Capo はオーストラリア出身の4人組バンド。2007年にバンドを結成し、シドニー近辺で今なおライブ活動をやっている。

サウンドはと言うと、スカと酒がよく合う酔いどれな雰囲気のあるサウンドです。言うならば、パンク好きな兄ちゃん達がどっかの家に集まって、酒をひっかけながら楽しく自由気ままに演奏してるような感じですかね。かと言って時にはハードなサウンドでビシッと決め、邪悪さも陽気さも両方感じられるグッドなCRSバンドです。

しかし彼らの素晴らしいところは、可能な限り音源やショウを無料で提供するという姿勢。これぞ The パンク精神。多くのパンクバンドが見習うべき姿勢ですね。そんなわけで、彼らの唯一のフルアルバムがbandcampで無料ダウンロードできるのでどぞー。なんと言っても、いい曲が多い!

国:
オーストラリア

メンバー:
Tome - ギター、ボーカル
Felix - ギター、ボーカル
Gabe - ベース、ボーカル
Kaspar - ドラム、ボーカル

活動期間:
2007年~

作品:
2009 - Have You Got What You Paid For?

リンク:
myspace
bandcamp



2013年5月26日日曜日

#70 No Cops For Miles



最近バンド紹介の方を怠ってたので、また書いていきたいと思います。

No Cops For Miles はロサンゼルス出身のCRSバンド。CRSファンであれば、彼らの1stEP A New Diction を聴いたら絶対にハマるでしょう。ボーカルErnieの歪んだ絶叫と、ガチャガチャなスカのビートが私にはたまりません!あれは傑作ですよ。

でもそれ以降の作品がちょっと味気ないかなと。2ndEPの East Side Park は全曲アコースティックで、好みが分かれるところ。でもErnieがこのスタイルで演奏するのが結構好きみたいなんですよね。現在 Cash For An 8-BallBody Lice らがアコースティックスタイルで頑張っているところを見ると、少なからず彼らに影響を与えてるようにも思えます。以前紹介したコンピ From The Shadows にも参加してることだし。

それと、NCFMはNirvanaの影響を結構受けてるそうで、2010年リリースのアルバム Options を聴くとなんとなくそんな気がしないでもない。

現在、新しいEPを制作中とのこと。今度はどういうスタイルで来るのか楽しみです。なお、作品のリンク先は全て Unknown Records Free Section から引用させていただきました。

国:
アメリカ

メンバー:
Ernie - ボーカル、ギター
Jon - ベース
Kevin - ドラム

活動期間:
2007年?~

作品:
2007 - A New Diction EP
2008 - East Side Park
2010 - Options

myspace



2013年5月18日土曜日

新作情報 [The Infested - Eaten From The Inside]

さて、今日はもう1つビッグな新作情報を。
もうすでに話題になっているようですが…。


The Infested の2ndアルバムについてです。
近々リリースされるとの情報が!

はっきり言ってこれは私もびっくりしました。突然の発表だったので。
しかも15曲入りという結構なボリューム。
楽しみですね!

現在、The Infested Webstore と EHC Records Webstore にて予約受付中だそうな。
Interpunk からも購入可能です。

Facebookのページにはデジパック版が250枚限定と書いてあったけど、これは初回限定版ってことなのかな?すみません、ちょっとよく分かりません。でも早くゲットしたほうが良さそうですね。世界中の The Infested ファンおよびCRSファンたちが待ち焦がれてるようなので!

さて内容が気になるところですが、1曲だけYoutubeにアップされていますのでどうぞ~。


新作情報 [Ghetto Blaster - Tales From Twisted Minds]


お待たせしました。新作情報です。

Ghetto Blaster が bandcamp で New EP をリリースしました!
デビューアルバムをリリースして以来の1年ぶりの新譜リリースとなります。

さて、中身は6曲入り。例によって無料ダウンロードも可能。

前作から !an(元Corporation) と Chris(元 Charlotte Swallows、現 Crack Squad) がメンバーに加わっているわけですが、彼らが来てからはサウンドの質が上がっているように思えます。初期の作品はいい意味で粗々しかったのですが、今はいい意味で落ち着きがありますね。Crowley のラップ調な歌い方もかっこいい!やっぱり彼らはカナダ最強のクラック・ロック・ステディ・バンドと言うにふさわしいのではないでしょうか。




2013年5月4日土曜日

Twitter

5年間ほど放置してたTwitterを復活させました。
Twitterでもクラック・ロック・ステディな情報を発信するかもしないかも。
フォローお待ちしています。

https://twitter.com/punkguitarman

2013年5月3日金曜日

CRSニュース

CRSバンドにいくつか動向があったので書きます。


Atrocity Solution

ファンに朗報です。現在、2ndアルバムの制作に入っているとのこと!楽しみですね!それと、入手が困難になっている1stアルバムが bandcamp にアップロードされています。フリーダウンロードできるので、まだ持ってない人は入手しちゃってください。しかし彼ら、金銭的に困ってるようなので購入してあげると良いです。

サイドプロジェクトで We The Heathens というフォークパンクバンドもやってる模様。EPのリリースが予定されています。また動きがあったらお知らせします。


Foolish

彼らも現在2ndアルバムを制作中!6月20日にリリースされる予定。アルバム名は「THE GOOD OLD DAYS」で9曲入りとなっています。またまたポップなスカナンバーが聴けるんでしょうか!?


Leper

ブラックメタル風なスカを鳴らすバンド Leper が Unknown Records のフリーセクションに登場!アルバムが入手しやすくなっております。End Progress は私の激オススメ盤です。パンクなのかメタルなのかいまいちジャンルが不明確な彼らを推薦しているのは私くらいではなかろうか。私は凄く気に入ってるバンドです。ぜひ入手を。


Atterkop

Private Gain が解散して Chris が去年から新しく始めたバンド。アルバム制作などの情報はまだ無し。個人的には Chris の声が好きなので応援していきたいと思っています。また動きがあったら連絡します。


Morning Glory

7インチ盤 Born To December が今月14日に Fat Wreck Chords より発売されます。アルバムからシングルカットされた曲が1曲と新曲が2曲入ってます。やり方が Fat っぽいですね(笑)。しかし Fat Wreck Chords にいられると、CRSバンドの中で最も来日が近いバンドのような気がしてなりません。ただの妄想でしょうか?(笑)


Leftöver Crack

なんと、新しいアルバムを制作するとのアナウンスが!そうなると、Fuck World Trade 以来のオリジナルアルバムになります。実に9年ぶり。だが詳細はまだ不明。Ezra が参加してるのかどうかがちょっと気になるところ。詳細は追って連絡します。

それと、Brad が Rats in the Wall というハードコアバンドをやってるみたいです。また女性ボーカルです。F-Minus への思いを捨てきれないのでしょうか(笑)。Blacknoise Records からカセットが発売されています。


以上、CRSニュースでした。

2013年4月29日月曜日

#69 Luvdump



もう4月も終ろうとしているが、今月中にこのバンドのことだけは書いておきたかったので急ぎ足で書きます。

Luvdump はイギリスの5人組バンドで、カンフーの達人っぽい髪がトレードマークの Chris がボーカルを務めている。2007年にバンドを結成し、2008年と2010年にそれぞれEPをリリースしている。基本的にはファスト・メロディックパンクとスカコアのミックスサウンドを激しく打ち鳴らしているが、初期の作品ではバラードちっくなサウンドも聴かれ、侘しい感じの曲を演奏できるのも彼らの持ち味でしょう。しかし、戦争や宗教、マネーといったことに対する反社会性のメッセージが強いのも彼らの持ち味で、それをストレートに、そしてパワフルに歌い上げる Chris が実にかっこいいのです。クラック・ロック・ステディ・バンドの中で最も硬派男気のあるバンドだと思っとります。

今月中旬、Luvdump はデビューアルバムをリリースしました。The Infested や Star Fucking Hipsters らとのライブ経験もある彼らは元々ファンも多く、このアルバムを待ち焦がれた人は多いはず。アルバムは Riot Ska RecordsPumpkin Records の全面サポートのもとリリースされたが、全曲フリーダウンロードできるようになってる。さすがに気前が良すぎるような気がします(笑)。これぞCRSスタイル。しかし応援のためにも、ぜひCDを買って男気サウンドを体感すべきです。

国:
イギリス

メンバー:
Chris - ボーカル
Dave - ギター
Jack - ギター
Will - ベース
Nige - ドラム

活動期間:
2007年~

作品:
2008 - Dumpin On Society EP
2010 - Information is Power EP(フリーダウンロード可能)
2013 - Age Of Austerity

デビューアルバムの購入、試聴先:
Riot Ska Records Bandcamp
Pumpkin Records Bandcamp


リンク:
myspace
bandcamp


2013年4月20日土曜日

V/Aもの その⑤


私の大好きな1枚を紹介します。フランスの Beng Beng Cocktail + アメリカの Atrocity Solution + イギリスの My Own Religion(From The Cradle To The Rave)+ α(ゲスト)という、今を彩るクラック・ロック・ステディ・バンドらによる2011年リリースのスプリット・アルバム「Track The Virus」です。それはもう内容が豪華で、このアルバムでしか聴けない曲も多数あり、アンダーグラウンド・スカ/パンク・シーンの宝とも言えるような作品だと思います。すでに持ってる人も多いかと思うが、この素晴らしき作品をもっと広めるべく、私が最高星を付けてのレビューを書きたいと思います。

Beng Beng Cocktail

このアルバムはまず、Beng Beng Cocktail が火蓋を切る。1曲目の「As We So, So We Reap」はエレキギターの音から始まるのでエレキの曲かな?と一瞬思ってしまう。しかしBBCはアコースティック・スカをスタイルとしたクリスタルコア・バンドなわけで、すぐさまアコースティックのエンジンが全開。リスナーの闘争心を掻き立てるかのようにスカのリズムが躍り跳ね、激しく、ダークに、そしてあっという間に1曲目は終る。正直、この1曲だけでも満足感が得られる。だがBBCは止まらない。2曲目、3曲目もBBC節が続き、クリスタルコアのテクニックを魅せてくれる。クリスタルコアの真髄、ここにありといった珠玉の3曲だ。


Atrocity Solution

4~6曲目は Atrocity Solution が魅せる。彼らもまたアングラ・シーンに生きるバンドでありながら、ハイセンスな楽曲を聴かせてくれるバンドの1つだ。サウンドを聴けば Choking Victim のフォロワーバンドであることは確実だが、ドラマチックな展開のあるメロディアスサウンドは彼らにしか作れないでしょう。最初の「Dark Days」はそれをよく表している。続く「Stay True」はスカのナンバー。なんと Public Serpents の Skwert(元 Choking Victim のドラマー)がゲストで登場。ASの所属レーベル Tent City Records は Skwert が取り仕切るレーベルなので彼を本作品に登場させることができたわけだ。これは拍手もの。そして6曲目の「Demon In Disguise」は最高にクラストコアなナンバー。O.F.C. が参戦。びゃーびゃー叫んでおり、最高にやかましい1曲です(笑)。


My Own Religion

7~9曲目は、デス・スカバンドの異名をとる My Own Religion による3曲。いずれも過去のEP作品から持ってきた曲だが、彼らが存在したという証を残すための3曲とも言える。なぜなら、このバンドは今や存在しないのだから。常にライオットサウンドを追求してきた彼らは、このアルバムの収録を最後に From The Cradle To The Rave(C-Rave)へと完全移行。つまり、このアルバムは MOR の遺作を込めた作品とも言える。なのであまり新鮮さは感じられないかもしれないが、我々はここでMORというCRSバンドがいたという事実を改めて認識しておくべきなのである。「God And The State」は、まさにデス・スカと言えるようなライオットなナンバーではないか。

(※ 画像はMORのEPのジャケット)


以上3バンドによるスプリットだが、このアルバムはここからが凄い。各バンドがもう1曲ずつボーナストラックを入れています。

ボーナストラック

ボーナス1曲目は Beng Beng Cocktail。正確に言えば Beng Beng Goes Electric 。今回は100%エレキのナンバー。彼らの2009年のアルバム「From The Swallow To The Bottle」の最後に収録されている「DIY」をエレキ化したもの。速くて激しくてダークで、エレキでもやっぱり彼らはセンス抜群だ。

続いてボーナス2曲目は、C-Rave の「Collapse The Gap」。ここに来てハイテンションになる曲をぶち込んでいます。ドカドカ迫り来る低音の電子音は、てめぇの体にムチを叩き込んでいるかのよう。MOR から完全移行したC-Raveによる、究極のライオットチューンがここにある。これは一体なんというジャンルか。そう、これがライットステップというジャンルなのだ。

さてアルバムも終盤に差し掛かり、ボーナス3曲目は Atrocity Solution が歌う。今度は彼らがアコースティックで歌ってくれます。「Watch The World Burn」などという、この世の終わりでも語っているかのような、なんともダークで悲しげな曲だ。

そして、最後の曲へ・・・。この曲を聴かずしてこのアルバムを語れまい。BBC、AS、C-Rave による競演ソングです。再び Skwert と、The Stupid Stupid Henchmen の Chet や Ghetto Blaster の Crowley までもが参戦!総勢6バンドのメンバーらによる夢の競演、これは豪華すぎます。C-Raveのピコピコ電子音+BBCのアコースティックをバックに、各バンドが交互に歌う、叫ぶ、怒鳴る!最高な1曲です・・・!!


以上、Track The Virus」のレビューでした。数ヶ国のバンドを巻き込んでの超大作、これを聴くと、クラック・ロック・ステディに国境など無いっていうことがわかりますね。長くなりましたが、結論を言うと、この作品が最高すぎるってことです。持っていない人は、今すぐ入手することをオススメいたします。


購入先(お好きな所からどうぞ):
Beng Beng Cocktail bandcamp
Atrocity Solution Store
Riot Gear Store
Beer Store
Pumpkin Records Store
amazon.co.jp
iTunes

2013年4月14日日曜日

#68 Broken Culture


引き続き、カナダのバンドを紹介したいと思います。Broken Culture はカナダ・モントリオール出身で、2008年頃から今も活動している4人組クラック・ロック・ステディ・バンド。しかしこのバンド、色んな意味で強烈です。

ちょっと確認しておくが、クラック・ロック・ステディの特徴の1つは、ボーカルの独特の歪んだスクリームでしょう(要は Stza っぽい歌い方)。歴代のCRSバンドの中では No-Cash の Chris(特に初期の頃)がズバ抜けたスクリームを発していたが、今回紹介するこのバンドのボーカル Tom もなかなかドギツい歌い方をしており、恐怖すら感じられます。

それが聴けるファーストEP The World Can Wait はなかなかの衝撃作だと思っとります(例によって Unknown Records よりダウンロード可能)。しかし喉への負担が大きすぎたのか評判が良くなかったのか、次の作品 There Will Be Blood では大人しい歌い方に変えてしまっている。それがちょっと残念なところ。代わりにジャケット画像が超グロいことになっていますが(笑)。Ghetto Blaster や From The Cradle To The Rave とのフィーチャリング曲が収録されているので、まぁ良しと言ったところ!

国:
カナダ

メンバー:
Tom - ボーカル
Fox - ギター、バックボーカル
Jeff - ベース、バックボーカル
Ian - ドラム

活動期間:
2008年~

作品:
2008 - The World Can Wait EP(フリーダウンロード可能)
2010 - There Will Be Blood(フリーダウンロード可能)
2011 - GB​/​CS​/​BC 3 Way Promo Split(Ghetto Blaster、Crack Squad とのスプリット、フリーダウンロード可能)

リンク:
myspace


↓ は Leftöver Crack のカバー曲です(アルバム未収録)。


2013年4月7日日曜日

1年が経過


おかげさまでこのブログを立ち上げてから1年が経ち、これまでに70組ほどのクラック・ロック・ステディ・バンドを紹介することができた。

改めて、クラック・ロック・ステディというのはスカの陽気さとパンクの怒りとメタルのどす暗さが入り混じり、時にはフォークやヒップホップさえも巻き込み、さらにはアナーコ精神や悪魔崇拝などという何でもありな姿勢を貫く危険で暴走的なジャンルだが、これほど強烈な音楽は他に無く、素晴らしいジャンルだと私は思っている。これまでにこのブログを読んでいただいた方にはこの素晴らしさを少しは伝えることができたのではないかと思う。

しかし、まだまだクラック・ロック・ステディの知名度は低いと思う。むしろ全然知られていない。やはりアンダーグラウンドという特性が強いがゆえに、表にはあまり出てこないからでしょう。ましてや店頭にCDが並んでるってことはまず無いし、日本では情報が発信されなさすぎだ。

でも、彼らバンドが発するメッセージを聴くと気づくはずです。今まで平和ボケしながらのうのうと生きてきた己の愚かさに。しかし同時に、拳を上げて何かに立ち向かってゆけという強いメッセージも与えてくれるはずです。何かが崩壊しつつある今の世の中こそ、必要としている音楽のような気がしてなりません。

もっと多くの人に知ってもらえるよう、これからも表世界では決して紹介されないこのクラック・ロック・ステディの素晴らしさを伝えていきます。

- CRSマニア -


2013年3月31日日曜日

#67 The Crack Squad



The Crack Squad は Charlotte Swallows の後続的バンドで、2010年に活動を開始。Crack Squad は INDK の曲名でもありますね。サウンド的には Charlotte Swallows とあまり変わらず、リリース作品は今のところプロモ・スプリットとEPが1枚ずつ。そのEPにも Crowley(Ghetto Blaster)がゲストボーカルで登場しており、本当に彼らは密接な関係であることがわかる。Chris は Unknown Records の創始者の1人でもあり、これから新しいパンクの時代を築き上げていってくれることに期待!

国:
カナダ

メンバー:
Chris Hardcore - ベース、ボーカル
Johnny Carcinogen - ギター、ボーカル
Little Tom - ドラム、ボーカル

活動期間:
2010年~

作品:
2011 - 3 Way Promo Split(Ghetto Blaster、Broken Culture とのスプリット。フリーダウンロード可能)
2011 - Crack Squad EP

リンク:
myspace


#66 Charlotte Swallows

現在、Ghetto Blaster でセカンド・ギタリストを務めている Chris が別にやっている(やっていた)クラック・ロック・ステディ・バンドを2回にわたって紹介します。



Charlotte Swallows は、カナダ・オンタリオで結成されたバンド。Chris の最初のクラック・ロック・ステディ・バンドである。ザクザク刻むスラッシュなギターリフと、腹の奥底から唸り声をあげる Chris のボーカルがこのバンドの凶暴さを物語っている。2008年にバンドが結成され、EPを2枚とアルバムを1枚だけリリースして2010年に解散してしまった。いくつかの曲で Crowley(Ghetto Blaster)がゲストボーカルとして歌っている。個人的には彼らの作品の中でファーストEPの The Same Old Shit が大好きです。初期衝動が感じられます。

国:
カナダ

メンバー:
Chris Hardcore- ベース、ボーカル
Jonathan Carcinogen - ギター、ボーカル
Speedy - ドラム
Anthony Romano - ボーカル(初期メンバー)
Johnny Brownlie - ギター、ボーカル(初期メンバー)
Shannon Kennedy - ギター、ボーカル(初期メンバー)

活動期間:
2008~2010年

作品:
2009 - The Same Old Shit EP(フリーダウンロード可能)
2010 - Wasted Again EP(フリーダウンロード可能)
2010 - 69 Blanks

リンク:
myspace