2012年10月28日日曜日

#46 Ass Federation




もう1つ、ロシアのクラック・ロック・ステディ・バンドを紹介。バンドのロゴマークに逆五芒星(サタン)を使っているのを見ると、いかにも Choking Victim の洗礼を受けているような匂いがするバンドだ。もちろん演奏でもクラック・ロック・ステディ節は全開。軽快なスカ・チューンに乗せてストロングに歌うボーカル以上に、絶叫しまくりのコーラスがいい味を出している。"I'm A Cop" はシンガロング必至の痛快アンチ・ポリス・ナンバーですぞ。

国:
ロシア

メンバー:
Ashot - ボーカル
Kolya - ギター
Roma - ベース
Elvis - ドラム

活動期間:
2008年~

作品:
2008 - Some Shit From Garage Demo
2009 - Kill! Kill! Rob! Rob! EP
2010 - Kick Your Ass! Straight To Hell!(Straight My Head とのスプリット・アルバム)

myspace


#45 Insane Time


The Poseurs つながりでロシアのバンドをちょこっと紹介。Insane Time はウラジオストクを拠点に活動する4人組クラック・ロック・ステディ・バンド。The Poseurs がクールにキメて歌っているのに対し、こちらは泣きの入ったボイスで感情むき出しに歌うスクリーモ系のボーカルが特徴。メロディアスなサウンド展開もあり、どことなく切ないスカチューンをプレイしている。クラック・ロック・ステディに哀愁さを見い出したという点では貴重なバンドと言える。今のところリリースは4曲入りのEP1枚だけだが、現在新しい作品を製作中との情報も入っており、個人的にはかなり期待しているバンドなのです。

国:
ロシア

活動期間:
2009年~

作品:
2011 - SatanEast Crew EP



2012年10月21日日曜日

#44 The Poseurs



ロシアのクラック・ロック・ステディ番長こと The Poseurs は、クラック・ロック・ステディ・ファンの間で高い人気を誇るバンドである。歌詞はロシア語と英語が半々ほどで、無神論・政治汚職・反外国人嫌悪といったテーマについて歌っている。ドスのきいたボイスでクールに歌い上げ適度に絶叫するボーカルと、ツインギターで繰り広げられるメタル混じりのスカ・チューンが心地よくきまっていて聞き易いサウンドになっている。EP、プロモ作品を経て製作された2011年作のデビューアルバムは完成度が高く、My Own Religion や Beng Beng Cocktail もゲスト参加していることから人気の高い作品になっている。ぜひ入手を。

国:
ロシア

メンバー:
King Of Garage Punk - ボーカル
King Of Neocrust - ギター
King Of Country - ギター
King Of Emorock - ベース
King Of Pop-Punk - ドラム

活動期間:
2006年~

作品:
2007 - All Ya Need Is Crack EP
2009 - Dancehell Music(Kung Fu Devils とのスプリット・アルバム)
2010 - Promo CD
2011 - The Poseurs

CD購入先:
Interpunk

リンク:
myspace



2012年10月20日土曜日

#43 Molotov Compromise


スケートとパンクを愛する若者たちによって熱く燃え上がるヒューストンのハードコア・シーンにおいて、クラック・ロック・ステディ混じりのサウンドでシーンをさらに熱くさせているのがこのバンドだ。ボーカルのパワフルでロウな歌いっぷりだけでも十分聞き応えがあるのだが、バックで軽快に掻き鳴らされるスカのメロディ、それに加えてメタルやロカビリーまでを取り込んだサウンドがオーディエンスの闘争心を掻きたててしまう。彼らのスタイルを形容するならば、バイオレンス・スカと言ったところか。知名度こそあまり無いが、パワフルさに満ち溢れた熱いバンドだ。

国:
アメリカ

メンバー:
Jeremy - ボーカル
Steven - ギター
Garrett - ベース
Andrew - ドラム(2007~)
Jimy - ドラム(~2007)

活動期間:
2006年~

作品:
2008 - My Life Has Value
2009 - Pax Empire EP
2010 - Chestpains

myspace



2012年10月6日土曜日

新作情報 [Union Jack - Never Ending Struggle]


Union Jack の新作が発売されました。リリースは自身のレーベル"Beer Records"から。
バンド結成から15年が経ち、作品を重ねるごとに着実にサウンドを進化させてきた彼らだが、今回はこれまでとは違ってエモ路線の作品になっている。Tom と Rude Ben の粗っぽいダブルしゃがれボイスがバラード、泣きメロ系の哀愁サウンドにうまくマッチしており、味わい深い作品に仕上がっている。スカのナンバーも含まれているが、こちらもやっぱりエモ色が強いので今回はバッド・スカ封印といったところ。本作は、上質なフレンチ・メロディックを聴くつもりで聴いたほうが良いだろう。


購入先:
iTunes
bandcamp
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