2013年2月23日土曜日

#62 Thee Infidels


先日アルバムをリリースしたばかりで注目必須のジャーマン・クラック・ロック・ステディ・バンドを紹介します。

Thee Infidels は、ドイツのゲルンハウゼンを拠点に活動しているクラック・ロック・ステディ・バンド。バンド結成は2010年だが、それ以前は Grannies Panties というバンド名で活動していた。2009年に1人のメンバーが脱退して新メンバーが加わったことにより現在のバンド名に(Infidels の読み方はインフィデルズで、不信心者とか異端者とかいう意味らしい)。

音楽スタイルはと言うと、The Infested 寄りのキャッチーでロウなメロディック・スカパンクだ。2010年に Riot Ska Records より7曲入りEP Soul For Sale をリリースしてデビューを果たし、クラック・ロック・ステディ・ファンを食いつかせた。

それから3年の歳月を経てつい先日、待望の1stアルバム Evilution をリリース!The Stupid Stupid Henchmen らがフィーチャリングで登場し、キャッチーさもパワーアップしている。これはもう聴くしかないでしょう!アルバムはデジタル配信で購入できるが、そのうちCDも発売されると思います。

国:
ドイツ

メンバー:
Tim - ボーカル、ギター
Shave - ギター、バックボーカル
Eric - ベース、バックボーカル
Freddy - ドラム

活動期間:
2010年~

作品:
2010 - Soul For Sale EP(フリーダウンロード可能)
2013 - Evilution

購入先:
公式ストア
Interpunk

リンク:
myspace


#61 5 Finger Discount



5 Finger Discount は、かつてアメリカ北部のマーケットを拠点に活動していた4人組クラック・ロック・ステディ・バンド。

バンド名を和訳すると「万引き」だが、このバンド名を見て何か気づいた人は間違いなくクラック・ロック・ステディ・ファンでしょう。そう、あの Choking Victim のアルバム「No Gods / No Managers」に収録されている曲「Five-Finger Discount」と同じ読みであり、ずばり彼らはこの曲に影響を受けてバンド名に起用したそうだ。実際あの曲が好きな人は多いと思います。

彼らの活動期間は2006年からの3年間ほどで、リリースされた作品もEP1枚のみとなっている。ボーカルの粗いハードコアボイスと、ザクザクと切り刻んだヘヴィメタル調のギターリフが印象的。もちろんスカも混じっている。YouTubeには彼らのライブ動画がいくつか上がっているが、それを見たほうが彼らの良さが分かるはず。80年代アメリカンハードコアを思わせる Twat のぶち切れな歌い方が最高なのです。ぜひともチェックを!

なお、EPは Unknown Records よりフリーダウンロード可能(下の作品の所にリンクが貼ってあります)。

国:
アメリカ

メンバー:
Twat - ボーカル
Wil Jessup - ギター
Aaron Peano - ベース
Craig Simons - ドラム
Jake Wilkinson - ギター(2006~2007)
Aaron Peano - ギター(2006~2007)
Alex Wickstrom - ベース(2006~2008)

活動期間:
2006~2009年

作品:
2007 - Freedom is Dead E.P.

myspace







2013年2月16日土曜日

Cerephesis が解散


私のお気に入りのクラック・ロック・ステディ・バンドの1つでもある Cerephesis がFacebook上で解散を発表しました。最後のほうはメタルバンドっぽくなってたけど、反骨精神あふれるいいバンドでした。またいつか復活してスカ系の曲をやって欲しいです。

R.I.P.


2013年2月10日日曜日

#60 Foolish



このブログを始めてもうすぐ1年になるが、フランスのカテゴリが随分と豪華になってきたように思える。つまり、フランスという国は良質なクラック・ロック・ステディ・バンドが多いというわけです。その筆頭にいるのがやはり Union Jack であり、彼らがいなければこれほどのクラック・ロック・ステディ・バンドがフランスから輩出されていなかっただろう。

さて、Foolish は今が旬まっさかりなフランスのクラック・ロック・ステディ・バンドである。ホーン混じりの高速スカビートを武器にパワフルなパンクサウンドを轟かせている。ちょっと The Infested 寄りかな。

2008年にバンド結成して8曲入りのEPを制作したかと思うと、ヨーロッパ中のライブハウスを駆け回ってツアーを慣行。ライブ数は100を超えたとか。2011年には14曲入りの1stアルバムが制作され、Union Jack とのフィーチャリングもしている(Beer Store よりCD購入可能)。Foolish のメンバーによってDIYパンクレーベル Tools Records も運営されている。今年の6月頃には2ndアルバムを出すようで、楽しみで仕方がありません。

国:
フランス

メンバー:
Aleksi - ボーカル
Julien - ギター、バックボーカル
Nono- ベース、バックボーカル
Racine - ベース、バックボーカル(2008~2012年)
Enki - ドラム
Loren - トランペット(2008~2012年)

活動期間:
2008年~

作品:
2008 - Soft Arms EP(フリーダウンロード可能)
2011 - Back on Track

購入先:
デジタル → bandcamp
CD → Beer Store

リンク:
myspace(Foolish)
myspace(Tools Records)



2013年2月9日土曜日

#59 Edge Up



Edge Up は、フランス出身の6人組スカコアバンド。バンドは解散しているが、おそらく Mad Security Company のメンバーが在籍していたと思われる。

彼らが影響を受けたバンドは Choking Victim と Rancid(Operation Ivy)らしいが、たしかに Tim っぽい歌い方をしているときがある。というか完全に Rancid を意識したような曲もある(Merrily Sick という曲なんかがそう)。全体のサウンドは疾走感ありでホーンも取り入れられており、技巧派のスカコアという感じです。CD が売り切れてて入手できないのが残念。ぜひとも Beer Records からフランス勢のバンドのCDをまとめて出して欲しいところ!

国:
フランス

メンバー:
samy - ボーカル
florian - ギター
vincent - ギター
frank - ベース
clément - ドラム
julien - サックス

活動期間:
2004~2008年

作品:
2006 - Edge Up

リンク:
myspace



2013年2月3日日曜日

#58 Mad Security Company



久しぶりにフランスのバンドを紹介。

Mad Security Company は、パリ拠点の4人組クラック・ロック・ステディ・バンド。彼ら、Choking Victim に感化されています。1stEPに収録されている曲 "Cop Killers Anthem" のタイトルを見るといかにもっていう感じ。でも、シャウトしまくりといった感じはなく、どちらかと言うとクール。ガレージ・リバイバルっぽい雰囲気もある。ちょっとお洒落れな感じがフランスっぽいですね。

バンドの経歴を書くと、2005年にバンド結成。2006年に3曲入りのDemoを制作した後、2007年に7曲入りのEPをリリース。CDはInterpunkで売られていたが、現在は残念ながら売り切れ中。一応 soundcloud で試聴・ダウンロードできます。Choking Victim のトリビュートアルバム(詳細はこちら)にも参加しています。

国:
フランス

メンバー:
Julien - ボーカル、ギター
Vincent - ギター
Jérémie - ベース、ボーカル
Rémi - ドラム

活動期間:
2005年~

作品:
2006 - 3 Tracks Demo
2007 - God has forsaken you... You’d better believe in the company

リンク:
myspace
soundcloud