2014年6月29日日曜日

#89 Black Star Dub Collective



前回紹介したバンド Autonomads とぜひセットで覚えて貰いたく、このバンドを取り上げてみた。


Black Star Dub Collective はイギリス・マンチェスターの Dub/Reggae バンドで、Autonomads とは兄弟のようなバンドだ。CRSの要素はかなり薄いが、彼らのスタイルが面白く、CRSファンでも十分楽しめるサウンドを鳴らしてるバンドだと思うので本ブログで紹介させて貰う。


Black Star Dub Collective は2009年、サウンドシステム(野外ダンスパーティを提供する移動式の音響設備)文化を愛し、Dub/Reggae/Roots/Dancehall の音楽を愛して病まない精鋭たちにより結成された。その音楽を愛する者なら誰でもバンドに参加できるのだろうか、バンドのラインナップは現在進行形で雪だるま式に増大している。そのため、下記のメンバー一覧に示すようにラインナップが豊富で、ブルーシート担当という謎のメンバーまでいる(笑)。バンド名に「Dub Collective」と付いてるぐらいなので彼らは Dub 集団であり、それにパンクテイストな味付けをしたサウンドを鳴らしている。彼らの目的は次世代の Dub/Reggae サウンドを作り上げることのようだ。


2011年に Autonomads とのスプリットでリリースしたアルバム From Rusholme With Dub は双方のDub魂が燃えたぎった作品になっており、要チェックだ。つい先日も新譜 Vampire をリリースしており、サウンドに磨きがかかっている。今後の活動を注目して見ていきたいところ。


話は変わるが、先日、Pumpkin Records の創始者が誰なのか気になって調べてみたら、The Something Somethings のギタリスト Matt とドラマー Bo であることがわかった。この2人は現在、Black Star Dub Collective のメンバーになっている。Pumpkin Records はトリッキーなバンドを多く排出しているが、素晴らしい音楽レーベルを立ち上げてくれた2人に敬意をはらい閉めたいと思う。


国:
イギリス

メンバー:
Mike - ボーカル
Mozza - サブ・ベース
Perkins - ギター
Matt - ギター、プロダクション
Bo - ドラム、パーカッション
Johno- キーボード、オルガン、メロディカ、ボーカル
Gary T- スペースエコー、サンプル
Beanie - キーボード、ハーモニー、アルトサックス
OL- パーカッション、ドラム
Jimmy Dread- トロンボーン
Boonie - メロディカ
Carly Jan - ボーカル
Marios - ライブサウンド
Luke BD7- ライブサウンド
Herbal - ブルーシート
Kenny - リミックス
Janine- ボーカル
Joe Yorke- ボーカル、口笛
Alejandro- ソプラノサックス

活動期間:
2009年~

作品:
2011 - From Rusholme With Dub(Autonomads とのスプリット・アルバム)
2013 - 99% Uprising EP
2014 - Vampire EP


リンク:
ホームページ
bandcamp



2014年6月22日日曜日

#88 Autonomads



Autonomads はイギリス・マンチェスターの男女混成5人組 Dub/Anarcho/Punk/Ska/CRSバンド。どちらかと言うと、Dub Punk ファンや Anarcho Punk ファンからの支持が厚いようだ。かと言ってCRSの要素も感じられる本バンドは、CRSファンも必聴!とこれだけは私が満を持して言いたい。


彼らのサウンドを一言で言い表せば「虚無感」ということになる。それは彼らのアートワークを見ても感じ取ることができる。

退廃した街の真ん中でガスマスクを被り座禅を組む僧侶・・・なんとも異様で虚しい感じが伝わってくるジャケットの1stアルバム No Mans Land だが、サウンドもやっぱり虚無的で、聴いてるとどうしようもなくやるせない憂鬱な気分にさせられるかもしれない。Dub や Ska のテクニックを駆使してそういった世界観が作り出されてるわけで、特異なサウンドと言える。もちろん、ボーカルの潰れた声によってCRS感が出ていることも外せない。


しかし、サックスのねっとりとした音色やメロディカの哀愁ある音色、そして女性ボーカルの美しいコーラスがまた魅惑的なサウンドを醸し出しているのも特記事項だ。2ndアルバムの One Day This Will All Be Gone?.?.?. EVERYTHING NOW! では特にそれが強く出ている。このバンドはこういう美メロ的な要素もあるので、本当に特異なバンドだと思う。1stアルバム、2ndアルバムともにCDが売り出されているので、ぜひとも買って聴いてもらいたいCRSマニア激推薦バンドです。Pumpkin Records や bigcartel から購入可能だ。


国:
イギリス

メンバー:
Robbie Wild - ギター、ボーカル
Porl - ドラム、ボーカル
Ehliot - ベース
Perkie - キーボード、メロディカ(ピアニカ)、ボーカル
Eeyun - ギター、ボーカル

活動期間:
2007年~

作品:
2008 - No Mans Land(2013年に再発)

2011 - From Rusholme With Dub(Blackstar Dub Collective とのスプリット・アルバム)

2014 - One Day This Will All Be Gone?.?.?. EVERYTHING NOW!

リンク:



2014年6月1日日曜日

Crack Rock Steady シーンまとめ


別サイトにて Crack Rock Steady シーンをまとめました。
Crack Rock Steady の音楽性や代表的なCRSバンドなどについて簡単に知ることができると思います。良かったら見て下さい。

【中毒性が高い!】過激なスカバンドが集まるCrack Rock Steadyシーン【SKA】 - NAVER まとめ