Crack Rock Steadyシーンにおいて神的存在である Leftöver Crack が11年ぶりにフルアルバムをリリースするというだけあって、あちこちから喜びの声が聞かれる。
この11年間、多くのCRSバンドも生まれた。彼らは Choking Victim/Leftöver Crack が作り上げたCrack Rock Steady音楽を崇拝し、シーン化させ、盛り上げようと活動してきた。今回 Leftöver Crack のアルバムリリースに大きな期待が集まっているのは、そんなCRSバンド勢の存在があったからこそに違いない。
そんなCRSバンド中で、今紹介しておきたいバンドがこれだ。この夏ニューアルバムをリリースし、株価上昇中のCRSバンド、Still Alive!!
Still Alive はアメリカ/シカゴで結成された4ピースバンド。2009年に活動を開始して以来、Ska Punk界隈でじわじわと人気が上がってきている。これまで The Suicide Machines 等の大物Ska Punkバンドとの対バンを実現させている他、この秋には Leftöver Crack との対バンも予定されており、現在進行形で株価上昇中のバンドだ。
2012年に1stアルバム『Trials』で鮮烈なデビューを飾ったわけだが、何ともMetal色の強いこと。Skacore/Hardcoreを基調しながらゴリゴリのMetalのリフをナチュラルにぶっこんでくる辺りはセンスの良さが感じられ、このサウンドを単にCRSと評価するにはもったいなく、Skacoreのニュー・ウェーブ的サウンドと評価しても良いかもしれない。アルバム『Trials』は全体的に攻撃的な内容に仕上がっているが、Ska~Hardcore~Dubへのドラマチックな展開をキメるナンバー『1134』や、ホーンの音色がやさしく包むナンバー『Don't Hold Your Breath』などがあって、幅広さが感じられる。
2013年には2枚のEPをリリースして今年8月25日、ニューアルバム『Choices』をリリース。知る人ぞ知る Jump Start Records よりリリースされている。
Beng Beng Cocktail の2ndアルバムとまさかの丸かぶりのタイトルに自分は困惑してしまったが、内容は文句なし。1stアルバムよりさらに進化し、ガツンと突っかかって来るStill Aliveサウンドは圧巻である。CDでのリリースありということで、これはもう購入するしかありません。オススメです!
国:
アメリカ
メンバー:
Dan - ギター、ボーカル
Dom - ギター、ボーカル
Bryan - ベース
Mikey - ドラム
活動期間:
2009年~
2015 - Choices