Fat Wreck Chords のサイトに Leftöver Crack の新譜に関する情報が載ってたので、ざっくりと和訳してみました。
--------以下、和訳
噂が飛び交ってるようだね!Leftöver Crackはパンクロックの領域では依然としてミステリアスな集団の一つだ。自己療法のカオティックなミクスチャーと社会を題材にした執拗な主張によって活気づいてきたこのニューヨークシティーの5人組は、伝説的な不法占拠集団Choking Victimが消滅してからも“That Crack Rock Steady Beat”を世界に轟かせ続けてきた。CVの主要メンバーであったScott“Stza Crack”Sturgeon(ボーカル)と Alec“Shibboleth”Baillie(ベース)がいるLöCは、警察国家、宗教、政治の腐敗、下層階級の苦しみ、その他幅広い内容について、皮肉をこめた歌詞と、激しくもゆがんだ歌い方で、批判的に真剣にメッセージを訴え続けてきた。南カリフォルニアパンクの雄Brad“Minus”Logan(ギター)や、最近の戦力であるDonny“skillets”Morris(ドラム)、Chris“the man”Mann(ギター)もメンバーに構え、このバンドが(ついに・・・)本気を出した。
悪名高いLöCのフロントマンStzaとその仲間たちは苦難に満ちた過去があったが、団結して逆境に立ち向かい、成長してきた。バンド初期には、「かつてパンクレコードレーベルEpitaphに招かれ、レコーディングし、その後打ち切られ、都合の良いように人質に取られていた」(バンド談)。2001年にMediocre Genericaをリリースし、続いて有名なプロデューサーSteve Albiniとコラボして2004年にFuck World Tradeをリリースし、それから10年の時が経って2010年代に焦点を向けてきて、彼らは執拗なメッセージと精力的なライブショウによって独自に鋭く成長してきた。
今、14年目にしてリリースする3枚目のフルアルバムConstructs of the Stateが勝負どころだ。これは大きな賭けだと考える人もいるだろう。しかしLöCは決して揺るぎ無い。Stzaによると、「2011年にStar Fucking Hipstersの3作目に没頭していたときからこのアルバムに向けて曲を作り続けてきた。Leftöver Crackの新しいLPのリリースについて唯一気がかりだったのは、先の2枚のアルバムでやってきたことを超えられるかってことだった。俺は基準を満たすまで録音に取り掛からなかったんだ」とのこと。バンドは2012年から新しいアルバムに向けて取り組みを始め、何曲かレコーディングを行っていたようだ。Stzaが言うには「俺たちは数年間このアルバムに取り組んでいて本当に終わりが見えなかった。この春(2015年)に旋律、歌詞、録音できる体勢が突然増加してやってくるまでは。それから俺たちは完全にリリースを待つのみになったんだ」。
11月27日、Fat Wreck ChordsはLeftöver Crackの第三弾:Constructs of the Stateをリリースする。これには豊富なスペシャルゲストが参加している。当然ながらパンクバンドから同じようにヒップホップに影響を受けたバンドだったり、アナーコパンク、クラスト、メタル、スカに影響を受けたバンドだったり、80年代のポップスやビートルズに影響を受けたバンドなんかも参加していて、幅広い影響が詰まっているのが目玉だ。録音にあたって、ある意味最高で反則的な音楽資源をスタジオにもたらしている。それはOperation Ivyの Jesse Michaels、CRASSのPenny Rimbaud、The Dead MilkmenのJoe Jack Talcum、さらには友人や仲間であるThe Bouncing Souls、Dark Dark Dark、Blackbird Raum、Mischief Brew、Days N Daze、Chewing on Tinfoil、The Riverboat Gamblers、Rats in the Wall、Intro5pect、そしてカリフォルニア州オークランドで不可欠なクラストパンクバンドReiversの Kate Coyshだ。この悪名高いバンドからこれまで以上の“Atheist Anthems(無神論者賛歌)”や“Crack Rock Steady Beat”を期待して欲しい。彼らは煽り立て、攻撃的で、ファックパンクで、騒々しさがありながらも踊れる不協和音をお届けする。とは言え、彼らの3作目は凄まじいながらもメロディックなカコフォニーであることに変わらず、人種差別、性差別、同性愛嫌悪、警察、政府、ファシスト主義に対抗するという彼らの核心にある倫理観は決して曲げていない。Leftöver Crackはこの崩壊した社会と瀕死にある世界の症状を診断しに戻ってきた。犠牲者の怒りに気をつけろ!