Jonが脱退し、SkalとBefaだけの2人体制のバンドになってから初めての音源リリースとなる。
もっともBBCは解散が危ぶまれていただけに、今作のリリースによってバンド復活を成し遂げたことは一ファンにとって嬉しい限りだ。
彼らの存在、そしてユニークなサウンドはCrack Rock Steadyシーンには絶対に欠かせないと言える。
そんなわけで、今作について内容を紹介しつつレビューしていきたい。
今作『Like A Brother』は全曲ホームスタジオでレコーディングされ、ジャケットのアートは Nico Demettre 氏によって手がけられた。
全14曲入りとなっている。
しょっぱな、思わず口ずさみたくなるようなスロウなスカのナンバー『Fucking Rudeboy』でガツンとやられます。
アコースティックギター/ベースだけで奏でられるCrack Rock Steadyはホント味があってたまりません。これがCrack Rock Steadyシーンには絶対必要なサウンドなんです。
だが、サウンドにややチープさを感じたのも事実。
やはり2人体制ということで、何か物寂しい感じがします。
しかし、しばらく聴いてるうちにその疑念は打ち消されました。
ラップは変わらずかっこよく、歌い方に男気があり、スカの躍動感がヒシヒシと伝わり、2人だけでも十分な熱量が伝わってきます。
むしろ、初期の音源の荒々しさと、前作の繊細さがうまくミックスされ、聴きやすくなっているようにも感じます。
今作は特に6曲目以降の盛り上がりようが素晴らしく、絶対にフィジカルを手に入れて周囲に広めてほしい1枚であると言えます。
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